主な取り組み

社屋の工夫

キッコーマン野田本社ビル(千葉県野田市)

1999年竣工のキッコーマン野田本社ビルは、「環境共存型オフィス(サスティナブル・オフィス)」として設計された建屋であり、自然との調和や環境負荷低減を目指して、さまざまな先進的工夫が盛り込まれています。
その先進的な工夫を凝らした建屋は、専門家からも高い評価を受け、2001年には日経ニューオフィス賞のニューオフィス推進賞と千葉県建築文化賞を、2002年には第9回環境・省エネルギー建築賞(審査委員会奨励賞)を、2003年には第4回JIA環境建築賞・優秀賞を、2011年には空気調和・衛生工学会特別賞「十年賞」を受賞しました。

キッコーマン野田本社ビル(事務所棟)

キッコーマン野田本社ビル(事務所棟)

野田本社ビルの建屋群は、事務所棟(北棟)と会議室棟(南棟)から構成されています。
東西を長軸とした長方形の事務所棟では、安定した執務環境を確保するために、日射の影響が少ない北側に執務空間を、また南側には吹き抜けのエントランスホールを設けています。また、大きな窓をつけて、自然の太陽光や(通)風を最大限に利用するとともに、昼光センサーによる照明制御システム、日射コントロールのための外部水平ルーバー、断熱強化のためのダブルガラスエアフロー、熱回収型ヒートポンプから得られるエネルギーを用いる温水躯体蓄熱(夏期)・氷蓄熱(冬期)システムなどを採り入れることで、照明や空調などのエネルギー使用量の低減化が図られています。
こうした施策により、建屋での晴天時1日(照明点灯時間6:00~20:30)当たりの照明消費電力は約42%、また年間熱負荷係数(PAL)も約29%削減されています。

事務所棟(南側の吹き抜け空間)

事務所棟(南側の吹き抜け空間)

会議室棟と「水の庭」

会議室棟と「水の庭」

また、事務所棟と会議室棟とに挟まれた開放的な中庭には、雨水を溜める池を配置した「水の庭」を設け、景観に配慮するとともに、水資源の確保も図りました。

キッコーマン総合病院(千葉県野田市)

キッコーマングループは地域社会への貢献活動の一環として、創業の地である千葉県野田市でキッコーマン総合病院を経営してきました。
しょうゆづくりの蔵で働く蔵人やその家族のために、キッコーマンの創業家の一つが、1862年に設立した養生所がその起源だと言われています。その後、キッコーマンの創業家が集まって野田醤油醸造組合を設立し、大正天皇即位記念事業として病院建設が決定され、1914年に開院した「野田病院」が現在の病院の始まりです。その後、キッコーマン総合病院として地域社会に親しまれてきました。
高齢化社会を迎える中、より充実した医療サービスを提供するために、2012年にキッコーマン総合病院は新しく生まれ変わりました。

開院当時の「野田病院」(1914年)

開院当時の「野田病院」(1914年)

キッコーマン総合病院 (前面に見えるのは太陽光発電用パネル)

キッコーマン総合病院
(前面に見えるのは太陽光発電用パネル)

新しい建屋は、災害発生時にも病院としての機能を維持できるよう免震構造を採用している他、自然採光の活用、太陽光発電(エントランス部にパネル設置)や水資源の効率的な利用(井戸水の活用)、省エネルギー機器の採用など、環境にも配慮したさまざまな工夫が取り入れられています。