先輩の仕事ぶり

エンジニアリング系部門

技術・システム開発と新増設計画、設計施工および監督業務を担当

フレキシブルな製造ラインをめざす

私の前の勤務地である高砂工場(兵庫県)は、原料受入れから製品出荷までを担うしょうゆの一貫工場です。所属していた設備グループは、工場の技術・システム開発、設備の新増設計画、設計施工、試運転立ち上げ、および設備保全、改善の業務を受け持っています。また、インフラ設備の運転や工場の防災、環境対策も重要な任務となっています。70年以上の歴史ある工場なので、老朽化した設備に新技術を取り入れて、いかに効率的に更新していくかが、エンジニアとしての腕の見せ所でもあります。近年、食の多様化が進んでいることから、工場も多品種少量生産に対応する必要があります。新商品が続々と開発されますので、製造工程のフレキシブルな改良を短期間で行っていくことが非常に重要な課題です。その他、食育活動の一環として、工場見学のお客様のご案内も担当しています。

QC活動発表会で最優秀賞を獲得

主に原料処理、製麹、圧搾などしょうゆ製造の上流工程の設備に関する技術・システム開発と新増設計画、設計施工および監督業務を担当しています。とかくエンジニアの仕事は、ユーザーとの距離が開きがちですが、工場案内を通じてお客様と直接お話ができる機会も非常に貴重です。しょうゆの副産物である「絞り粕」を飼料として紙袋品で出荷することになった際、設備投資額を極力抑えるために中古機械や活用されていない機械を使い、自動計量包装システムの新設工事を行いました。工場内に紙袋に関するノウハウがほとんどなかったにもかかわらず、保全担当班とチームを組み、度重なる不具合をひとつずつクリアしていき、目標生産量を実現した時の達成感は筆舌に尽くしがたいものがありました。また、この取り組みを社内QC活動の全社発表会にて報告したところ、最優秀賞をいただき、ご褒美でメンバーと沖縄研修に行かせていただきました。努力が報われたと仲間とよろこびを分かち合ったことを覚えています。現在の目標は10億円以上の設備新設工事を担当すること。しょうゆ生産における原料処理設備がおよそこの金額にあたります。社内に脈々と受け継がれるノウハウと私の経験、そして新技術を融合させた設備を新設するということを考えただけでもワクワクします。

 

エンジニアは協調性と執着心

私たちの仕事は、ひとりで完結するものはほとんどありません。職場や他社の方々と協力し合って取り組むという協調性が大切です。新人の頃スタンドプレーが目立ったのか、当時の上司に「ひとりで100点を取ってもチームの他のメンバーの点数が低ければ、全体では落第だ。チーム全体で成果を上げることを考えよ」と叱責された経験があります。担当する設備の規模が大きくなるにつれ、独力の限界に気づかされ、チームワークの重要性を実感できるようになりました。次に執着心。学生時代に行なう勉強とは異なり、会社生活では答えがわからない問題が数多く出てきます。長期に渡って正解が出ないことも少なくありません。取り組んだ仕事に対して、「何が何でもやり遂げる」といった執着心を持つことが重要だと思います。行き詰った時は、抱えている問題を側頭葉に蓄積しておき、諦めずに良いアイデアが出るのを待つ、そういった粘り強さも必要だと思います。

Message

 

学生時代と異なり、会社にはさまざまな世代の人がいます。チームをつくり、ひとつの問題に立ち向かうときには世代を超えたコミュニケーションが必要になってきます。たくさんの人と出会い、見聞を広めてください。それから、専門以外の知識も貪欲に吸収するようにしてください。引き出しの多さは大きな武器になります。ご縁がありましたら、キッコーマン社員として一緒に日本の食文化を世界に広げていきましょう!!