先輩の仕事ぶり

研究・製造系部門

グローバル・スタンダードの調味料を目指して

しょうゆは日本の食文化を支える重要な調味料であり、世界に誇れる発酵食品です。またキッコーマンにおいて「しょうゆ」とは会社の顔でもあり、事業の柱となっている商品でもあります。私の仕事はそのしょうゆをさらに魅力的に進化させ、世界のどこでもキッコーマンのしょうゆを手に取れるよう、商品開発と技術開発を行うことです。
しょうゆは大豆、小麦、食塩というシンプルな原材料から作られる調味料であり、一見すると既に完成されていて改良の余地がほとんど無い物のように思われがちです。しかし麹菌、乳酸菌、酵母という3種類の微生物の働きによって、驚くほど豊かな品質のバリエーションが生まれる調味料でもあります。無限の力を持つ微生物の力を借りて、「こんなにおいしいものがあったのか!」と驚いて頂けるような商品を作っていくことがこの仕事の使命であり、醍醐味です。

「人」の力を巻き込んでいく

キッコーマンは日本のしょうゆ会社の中でも最大手の会社です。このように言うと、全自動化された最新機械で淡々としょうゆを製造していると思う方もいらっしゃるようですが、そんなことはありません。長い歴史と経験に基づいて、熟練したプロの手で“こころをこめて”キッコーマンしょうゆは作られています。これは製造部門に限らず、企画、営業、購買、品質管理など、さまざまな領域のプロが誇りを持って仕事に取り組んでいます。お客様という「人」に、おいしく安全な商品を届けるためには社内のたくさんの「人」の力を借りることが不可欠です。
百年先でも世界中の人に愛されるしょうゆを創るため、自分の専門領域だけにとらわれず、なるべく多くの人の意見を聞くことで視野を広げるよう心掛けています。

 

「よりよいものを作る」先輩たちの信念を再認識

開発のやりがいは「自分が携わった商品がお客様の手に届く」ことだと思います。初めて世に出る新商品はもちろん、キッコーマンが守ってきた伝統と安全・安心を損なわず安定して製造していく必要がある既存商品についても大きな責任が伴います。
以前、既存商品のリニューアルを検討していた時、「この方法なら今より良い品質の商品ができる!」と意気込んで工場に相談に行った際、製造現場の方から大きく反対され落ち込んだことがあります。しかしその後、「やりたいことは理解しているが、このままでは製造に負担が掛かり過ぎる。より上手く安定的に製造するにはこっちの方法の方がいい」と逆に提案を受け、結果的に高品質で安定的に生産できる商品が出来ました。
製造部門のひとりひとりが信念を持ちながら、「より良い物を作ろう、より良い会社にしよう」という思いを持っていることを再認識でき、様々な立場の考え方を理解できた非常に良い経験となりました。

 

Message

 

就職活動中は「将来の自分像」が明確に描けず悩むこともあるかもしれません。むしろ明確に10年後の自分を想像できる人の方が少ないかもしれませんし、私自身も今の時点で「自分が10年後にどうなっているか」は分かりません。しかし採用面接などキッコーマンの方と話す中で、「キッコーマンで10年後に何をしていたいか、キッコーマンでいま何をしたいか、キッコーマンでそれが出来そうか」をイメージできたから入社を決めました。
キッコーマンは、学生時代のほとんどを部活動に費やしてラグビーのことしか考えていなかった私の話もちゃんと聞いてくれた会社ですので、学生時代の今しかできないことを存分に楽しんでください。