主な取り組み

地球温暖化防止

キッコーマングループでは、すべての工場や事業所で地球温暖化の原因といわれているCO₂の排出量を低減するための活動をすすめています。
2015~2017年度の中期環境方針では、CO₂排出量削減目標をさらに厳しく定め、2015年度から新しい目標の達成を目指して活動をスタートさせました。

2015~2017年度の中期環境方針目標

1

国内生産部門のCO₂排出原単位を2017年度までに2005年度比で20%以上削減する。

2

海外主要生産部門のCO₂排出原単位を2017年度までに2014年度比で3%以上削減する。

3

国内営業・間接部門のCO₂排出量を毎年、前年度比1%以上削減する。

新しい目標の下、2015年度、省エネや燃料転換に努め、

1

国内生産部門のCO₂排出原単位(0.154t-CO₂/t)は2005年度(0.187t-CO₂/t)比で17.6%減少させることができました。

2

海外主要生産部門のCO₂排出原単位(0.173t-CO₂/t)は2014年度(0.175t-CO₂/t)比で1.1%減少させることができました。

3

国内営業・間接部門のCO₂排出量(4.1 千t-CO₂)は2014年度(4.2 千t-CO₂)比で2.4%減少させることができました。

CO₂排出量の推移(国内生産部門)

CO₂排出量の推移(国内生産部門)

CO₂排出原単位の推移(国内生産部門)

CO₂排出原単位の推移(国内生産部門)

CO₂排出量の推移(海外主要生産部門)

CO₂排出量の推移(海外主要生産部門)

CO₂排出原単位の推移(海外主要生産部門)

CO₂排出原単位の推移(海外主要生産部門)

CO₂排出量の推移(国内営業・間接部門)

CO₂排出量の推移(国内営業・間接部門)

キッコーマングループは、社外団体による調査にも積極的に参加し、得られた自社の環境保全活動に対する評価を利用して、自社の活動の向上につなげるように努めています。
社外評価のひとつであるCDP(Carbon Disclosure Project)は、企業に気候変動対策や温室効果ガス削減、水資源保全、森林資源保護などに対する戦略、企業活動が環境や自然資源などに及ぼす影響についての情報開示を求めるとともに、その影響を軽減する対策を取るように働きかけるために設立された非営利団体です。同団体は、主要な国の時価総額が比較的大きい企業に対して回答を求め、その結果を評価(スコアリング)し、公表しています。
キッコーマングループは、2014年度から「CDP 気候変動質問書」に回答し、自社の環境保全活動、特に事業活動に伴うCO₂の排出量の削減などの取り組みが世界的にどのような水準にあるのかを客観的に把握するためのツールとしても活用しています。
2016年度のキッコーマングループの評価結果(スコア)は、A-でした。

生産部門での取り組み

キッコーマングループの生産部門は、製造方法、設備類やエネルギー源の見直し(省エネ設備への更新、重油からガスへの燃料転換、太陽光発電の利用など)を通して、温室効果ガスの削減に努めています。
2012年度にはキッコーマンバイオケミファ江戸川プラントやキッコーマン食品の野田工場(製造第2部)、2013年度にはキッコーマンのR&D(千葉県野田市)や平成食品工業の中野台工場(千葉県野田市)でも、ボイラーの更新工事を行いました。

小型ガスボイラー (キッコーマンバイオケミファ江戸川プラント)

小型ガスボイラー
(キッコーマンバイオケミファ江戸川プラント)

小型ガスボイラー (キッコーマン食品野田工場製造第2部)

小型ガスボイラー
(キッコーマン食品野田工場製造第2部)

小型ガスボイラー(キッコーマンR&D)

小型ガスボイラー(キッコーマンR&D)

小型ガスボイラー(平成食品工業中野台工場)

小型ガスボイラー(平成食品工業中野台工場)

これまで、平成食品工業中野台工場で使用する蒸気は、作業上の効率を考え、近隣の野田工場にある重油ボイラーから配管輸送していましたが、両工場間を結ぶ蒸気配管からの放熱損失が大きく、エネルギー面では大変非効率的でした。そこで、2013年8月、ボイラーが老朽化したことを機に、蒸気供給をやめ、代わりに中野台工場内に効率のよい小型ガスボイラーを新設してエネルギー効率を向上させました。小型ガスボイラーは、重油ボイラーよりもCO₂排出量が少なく、また蒸気を効率的に作れるので、年間のCO₂ 排出量を約2,000トン削減することができました(社会・環境報告書2014【詳細版】のp24に掲載)。

小型ガスボイラー(平成食品工業本社工場)

小型ガスボイラー
(平成食品工業本社工場)

小型ガスボイラー(流山キッコーマン)

小型ガスボイラー
(流山キッコーマン)

小型ガスボイラー(キッコーマン食品野田工場製造第1部)

小型ガスボイラー
(キッコーマン食品野田工場製造第1部)

2014年度には、平成食品工業本社工場や、「マンジョウ 本みりん」などを製造している流山キッコーマン(社会・環境報告書2015【詳細版】のp28に掲載)で、2015年度にはキッコーマン食品野田工場製造第1部で、ボイラーのガス化を推し進めました(環境保全活動事例集に掲載)。

ターボ冷凍機(キッコーマンソイフーズ埼玉工場)

ターボ冷凍機(キッコーマンソイフーズ埼玉工場)

余力を空調に利用するためのエアーハンドリングユニット

余力を空調に利用するためのエアーハンドリングユニット

また、「調製豆乳」や「おいしい無調整豆乳」などの豆乳製品を製造しているキッコーマンソイフーズ埼玉工場(埼玉県狭山市)では、2013年度に、加熱殺菌した豆乳を冷却する工程に、従来の(フラッシュ)冷却機に代えて、より冷却能力の高いターボ冷凍機2台を導入することで、年間のCO₂排出量を約1,300トン削減することに成功しました(社会・環境報告書2014【冊子版】のp20に掲載)。
導入した冷凍機の冷却能力には余力があったため、この余力を空調にも利用する工事を進め、さらに年間200トンのCO₂排出量を削減しました(環境保全活動事例集に掲載)。

物流部門での取り組み

キッコーマングループでは、物流部門(連結子会社の総武物流など)でのCO₂の排出にも注意を払い、削減に努めています。

従来の調達物流

従来の調達物流

一元化した調達・製品物流

一元化した調達・製品物流

2004年5月に、物流配送センター・倉庫を集約して物流体系を組み立て直すことにより、動線の整理(トラック走行の無駄の排除)を行いました。さらに、原材料・資材(大豆・小麦・ペットボトルなど)の調達物流(調達に関する物流)と製品物流(製品の出荷に関する物流)の一元化を進め、一運行当たりの実車率を高めた(空車での運行を減らした)ことにより、物流におけるCO₂排出量を大幅に削減することに成功しました。

製品輸送用トラック(低燃費・低排出ガス車)

製品輸送用トラック(低燃費・低排出ガス車)

 

加えて、低燃費・低排出ガス型のトラックの導入、運転時のエコドライブの徹底などを進め、より一層のCO₂排出量の削減を目指しています。
総武物流は、運輸業界や企業顧客間でも関心が高まっている「グリーン経営認証」(交通エコロジー・モビリティ財団認証)を取得しています。
また、単位輸送量当たりのCO₂排出量が少ない鉄道貨物輸送の積極的な利用も進め、2005年度には社団法人鉄道貨物協会から「エコレールマーク取組企業」の認定を受けました。

製品の鉄道貨物輸送

製品の鉄道貨物輸送

エコレールマーク

エコレールマーク

オフィス部門での取り組み

キッコーマングループのオフィス部門は、夏期・冬期の冷暖房の室温管理(夏期28℃、冬期20℃)、クールビズ、照明機器の間引き、不使用時の消灯、OA機器などの管理強化、社内会議の「テレビ会議」化、社用車などでのエコドライブの徹底、低燃費車種・ハイブリッド車種の導入など、多方面にわたる施策を強く推し進めています。

キッコーマン野田本社ビル

キッコーマン野田本社ビル

千葉県野田市にあるキッコーマン野田本社ビルも、自然との調和や環境負荷低減を目指す「環境共存型オフィス(サスティナブル・オフィス)」として設計された建屋であり、さまざまな先進的工夫が盛り込まれています。

さらに、現在も、ラウンジ・エントランス・トイレなどの照明のLED化を通して、省エネ化を推し進めています。

キッコーマン東京本社

キッコーマン東京本社

「待機電力削減」作戦

「待機電力削減」作戦

また、東京都港区にあるキッコーマン東京本社では、2014年度から、勤務終了後に、約900台の業務用パーソナルコンピューター(PC)すべてのコンセントを抜くことにより、待機電力の消費を削減する「待機電力削減」作戦を開始しました。効果が期待できる休日前には、館内放送などで「徹底」の呼びかけも実施しています(社会・環境報告書2015【詳細版】のp30に掲載)。

こうした各社での取り組みは、環境保全推進委員会などの場で紹介することを通して、他のオフィス部門への水平展開が図られています。

CO₂排出量の削減に関する個々の活動については、「キッコーマングループ 環境保全活動事例集」にまとめました。

キッコーマングループは、今後もCO₂のより一層の削減を推し進めてまいります。