キッコーマン、Sedex ワーキングチームに参画
2022年12月5日
キッコーマン株式会社はサプライチェーンにおける「労働条件を管理・改善する」ためのオンラインプラットフォームを提供する「Supplier Ethical Data Exchange(以下、Sedex)」に加盟しています。当社をはじめとした食品・飲料業界10社は、調達活動における人権デューデリジェンスの推進を目指し、「食品&飲料業界のバイヤー会員Sedexワーキングチーム」に参画しました。
本年、経済産業省から「責任あるサプライチェーンにおける人権尊重のためのガイドライン」が公表され、今後、日本企業においてもサプライチェーンにおける人権デューデリジェンスの取組みが推進されることが予想されます。サプライチェーンにおける人権課題の推進に向けて、Sedexを活用し、サプライヤー様との協働を図ってまいります。
Sedex
企業がグローバルサプライチェーンにおける労働条件を管理・改善するためのオンラインプラットフォームを提供する、英国を本部に置く非営利団体です。企業や組織が、責任ある持続可能なビジネス慣行を改善し、調達活動ができるよう、世界最大のサプライヤーエシカル情報共有プラットフォームで、「労働」「健康安全」「環境」「ビジネス倫理」の4領域において、世界共通のサプライヤー自己評価アンケートを実施しています。世界180カ国・地域、65,000以上の企業、団体、工場、自営業者等が当サービスを利用しています。
食品&飲料業界のバイヤー会員Sedexワーキングチーム 概要
- 目的
- 食品&飲料業界における人権デューデリジェンスの促進
- 加盟企業名
- 味の素株式会社・アサヒグループホールディングス株式会社・キッコーマン株式会社・キリンホールディングス株式会社・サッポロホールディングス株式会社・サントリーホールディングス株式会社・株式会社J-オイルミルズ・株式会社ニチレイフーズ・ハウス食品グループ本社株式会社・株式会社ロッテ 以上10社
- 実施概要
- 食品&飲料業界内でのSedexの共通活用推進と標準化の働きかけおよびサプライヤー企業に対するSedex合同説明会の実施等加入促進の働きかけ等を行ってまいります。
キッコーマンの取り組み
キッコーマングループは、物品やサービスの調達にあたって持続可能性に配慮した取り組みをすすめています。この持続可能な調達に向けて2020年度に「キッコーマングループ持続可能な調達方針(調達方針)」を定めました。また調達方針に基づいたガイドラインとして「容器包装ガイドライン」「森林資源利用ガイドライン」「大豆調達ガイドライン」を制定し、より具体的な活動の推進につなげています。
また、当社グループは2020年度に「キッコーマングループ人権方針(人権方針)」を制定しました。人権方針では人権を尊重する当社グループの姿勢を表明しています。
当社グループは、持続可能性に配慮した調達や人権を尊重する活動の一環として、グローバルサプライチェーンにおける倫理的かつ責任あるビジネス慣行の促進を目的に、Sedexに2019年5月から加盟しています。これまでは、Sedexの当社グループ内での活用をすすめるとともにお取引先への展開を行ってきました。今後も、当社グループはSedexのプラットフォーム等を活用し、人権デューデリジェンスに取り組んでまいります。