
①寿司は健康によいことがわかった
②寿司の食材が日本以外から調達が可能になった
③安価で美味しい寿司用の米が世界に普及した
④回転寿司と寿司ロボットが発明された。
世界の人々が、健康で長生きする健康寿命が75才で、世界一の日本に注目しています。その秘密は日本型食生活にあり、和食を代表する寿司がヘルシーな食べものと考えるようになりました。
ベルギー、ブリュッセルにある「竹寿司」の場合を見てみますと、日本の寿司食材は使用されていないということがわかります。

ブリュッセル「竹寿司」の握り寿司。
◎しょうゆ [オランダ製]
オランダで製造されてる業務用のキッコーマンしょうゆ
◎寿司酢 [イギリス製]
イギリスで製造されてる業務用の酢
◎ガリ(生姜) [中国製]
日本の会社が中国で委託生産
◎海苔 [中国製]
日本の会社が中国で生産
◎山葵 [アメリカ製]
アメリカ産の粉山葵
◎米 [アメリカ製]
カリフォルニア米の「錦」というブランドもの
◎寿司種
[地中海産]トロ マグロの赤身 スズキ
[カナダ産]イクラ ホッキ貝 甘エビ
[ノルウェー産]ウニ
[韓国産]アナゴ 無いときはベルギー産のウナギ、 中国産の冷凍もの
海外の最初の寿司ブームはアメリカだったようです。その理由は、安価で美味しいカリフォルニア米があったからでしょう。カリフォルニア米は、日本からの移民の努力で、1962年「国宝」という一等米が作られ、寿司に使える米が誕生しました。
現在では、「あきたこまち」や「コシヒカリ」の栽培も行われ、イタリアでは「あきたこまち」が、スペインでは「みのり」も作られています。

手軽に食べられる回転寿司と誰でも作れる寿司ロボットが発明されたことで、寿司職人がいなくても寿司が作れ、低価格で寿司が食べられるようになり、寿司普及の影の立役者ということができます。
回転寿司は、自分の好きなものを目で見て選べ、好きなだけ食べられますので、日本料理の知識がなくても気軽に椅子に着くことができます。
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また、シーフードを中心にした日本料理(もちろん寿司も含まれる)の食べ放題の「トーダイ」ニューヨーク店の場合は、客席数が600もある巨大な店で、人気の高い寿司はすぐに無くなってしまいます。寿司職人は少なくても寿司ロボットの活躍で、直ちに寿司が補充されるので大好評です。 |