人生の節目ともいえる特別な日に、
人はどんな食事をするのだろう。
それは豪華な食事ではないかもしれない。
もしかしたら、ひとりで食べたかもしれない。
でも、その食事は、きっと何年経ってもおぼえているはず。
「特別な１日」を迎えた３人に密着し
「おいしい記憶」が生まれる瞬間を描く
ほんのりと心があたたまるドキュメンタリー番組です。
Episode 1
子どもが生まれる日
愛知県名古屋市在住の岡本ご夫妻。
妻・梨乃さんは大阪での里帰り出産をひかえ、夫・大夢さんも出産に立ち会うため名古屋から大阪に駆けつけます。
待ちわびた「子どもが生まれる日」。
はじめて我が子の誕生を見守った大夢さんはその日、何を食べるのでしょう。
Episode 2
シェフが退職する日
数々の有名レストランで経験を積んできた、秋田和則シェフ。
独立のため、長年勤めたレストランを退職します。
おせちづくりで大忙しの「シェフが退職する日」。
店の仲間たちと過ごす最後の日に、秋田シェフは何を食べるのでしょう。
Episode 3
芥川賞発表の日
デビュー3年目で数々の文学賞を受賞する、期待の新鋭作家・九段理江さん。
各紙誌で話題を呼んだ新作「東京都同情塔」が、第170回芥川賞を受賞しました。
緊張の「芥川賞発表の日」。
知らせを待つ九段さんは、何を食べるのでしょう。
九段理江 / 作家
1990年埼玉生まれ。2021年「悪い音楽」で第126回文學界新人賞を受賞しデビュー。
同年発「Schoolgirl」が第166回芥川龍之介賞、第35回三島由紀夫賞候補に。
2023年3月、同作で第73回芸術選奨新人賞を受賞。
11月「しをかくうま」で第45回野間文芸新人賞を受賞。
