コンプライアンス

基本的な考え方

キッコーマングループでは、「コンプライアンス=社会の期待に応えること」であり、「法令順守」だけではなく、「会社の規則・規程」や「社会の規範」の順守も含まれると考えています。キッコーマングループの事業がグローバル化する中、コンプライアンスの重要性が増しています。さまざまな文化や価値観の中で事業を行うにあたって、必要な情報を収集し、企業市民としての責任を果たすために、グループコンプライアンス体制の強化をすすめています。

キッコーマングループ行動規範とコンプライアンス体制

行動規範携帯カード

キッコーマングループは、社員一人ひとりが倫理観と使命感を持って業務を遂行し、社会の発展に貢献することを宣言した「キッコーマングループ行動規範」を2002年に制定しました。キッコーマングループの幹部社員には、毎年1回、CEOに対して「行動規範」の順守を誓う「誓約書」の提出を義務づけ、グループ全体で企業倫理と順法精神に則った行動の実践に努めています。また、コンプライアンス研修をさまざまな機会に実施しています。

キッコーマングループ企業倫理委員会と内部通報窓口

「行動規範」を実践するための取り組みのひとつとして、「キッコーマングループ企業倫理委員会」を設置しています。この委員会は、弁護士など社外有識者2名とキッコーマンの取締役・執行役員などを含む計6名で構成され、コンプライアンスに関わる施策全般の検討・実施を担っています。

また、コンプライアンスに関する内部通報窓口として「企業倫理ホットライン」を設置しています。企業倫理ホットラインには社外窓口(弁護士)と社内窓口(企業倫理委員会事務局)があり、専用電話、ファックス、eメールのほか、郵便局に設置した私書箱を通じて通報や相談を受け付けています。これらの窓口に通報があった場合は、社内調査を実施し対策を講じたうえで、キッコーマングループ企業倫理委員会にて対応を審議し、結果を相談者にフィードバックしています。なお、相談や通報をしたことで情報提供者に不利益が生じないよう、「キッコーマングループ企業倫理委員会規則」に情報提供者の保護を明記しています。相談できる対象者はパート社員や派遣社員も含まれており、内部通報制度の拡充を図っています。

個人情報の保護

キッコーマングループは、個人情報の適切な取り扱いに努めています。個人情報保護に関する体制・規程を定めた「個人情報保護規程」にもとづき、全社の個人情報保護の推進・チェックを担う「個人情報保護委員会」を設けるとともに、部門ごとに個人情報保護の責任者と担当者を置き、個人情報保護の徹底に向けた体制を整えています。さらに、携帯電話の適切な運用など、日々の活動で注意すべき具体的ルールと、想定される状況を記載したQ&A集を作成し、各種研修会などでこれらの周知徹底を図っています。