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過去の展示

食文化に見るしょうゆの包装・容器 その1


まとめ
今回の展示をご覧いただき、容器が欠かせないものであることを理解していただけたと思います。
今回は、包装・容器の食における意義を説明し、昔のしょうゆ容器、とりわけしょうゆの工業化以降広く使われた「樽」について取り上げました。樽は中世以後約300年にわたり、しょうゆの輸送・流通に広く貢献した容器であることをご紹介しました。
杉には様々な特製がありますが、しょうゆに杉樽がこれだけ広く使われたのは、杉の微生物繁殖抑制力をもつ化学物質「フィトンチッド」による作用のためと考えられます。また樽はリサイクル社会に根づいた、優れた容器であったこともおわかりいただけたと思います。
現代の私たちにとって、このような循環型社会から学ぶべきことは多くあるのではないでしょうか。
次回は、明治以降のしょうゆ容器に用いられた「陶磁器」を取り上げます。


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