長期環境ビジョン

~食の自然環境を守る企業として、持続可能な社会の実現をめざします~

キッコーマン株式会社は、2030年に向けた環境ビジョン『キッコーマングループ 長期環境ビジョン』を策定しました。持続可能な社会の実現に向けて、長期的に取り組む分野、テーマ、目標を定め、グループにおける環境活動をより強化してまいります。

キッコーマングループ 長期環境ビジョン

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キッコーマングループでは、環境保全活動は当社グループ経営理念(※)の実践における重要な柱であると認識しています。当社グループは1992年に環境理念(※)を制定し、その後も中期環境方針などを定めて取り組みをすすめてきました。2018年に策定したグローバルビジョン2030(※)でも、環境問題を含む社会課題の解決に取り組んでいくことをめざす姿として表明しています。

2015年に国連が採択したSDGs(Sustainable Development Goals : 持続可能な開発目標)には、水、エネルギー、気候変動、海や陸の豊かさなどが目標として含まれています。当社グループは、長期環境ビジョンにもとづいた取り組みをすすめることでSDGsの達成に貢献することをめざしてまいります。

気候変動

CO2などの温室効果ガス排出量の増加による気候変動は、自然災害の増加などの深刻な環境問題につながるとされています。当社グループでは、2030年度までに2018年度比でCO2排出量を50%以上削減することで、気候変動対策に取り組みます。この目標の達成をめざして、プロセス改善、エネルギー効率の高い設備の導入、再生可能エネルギーの活用や技術革新などの施策を推進します。

食の環境

私たちの食生活は豊かな環境に支えられています。当社グループでは水環境の保全と持続可能な調達に取り組むことで、食の環境の維持に努めます。水の効率的な活用とともに、工場で使用した水をできるだけきれいにして自然に還します。また、環境に配慮した持続可能な原材料の調達をすすめます。

資源の活用

貴重な資源を有効に活用するために、食品ロスの削減や環境配慮型商品の展開に取り組みます。食品ロスを削減する施策として、製造や流通の段階で発生する廃棄物の削減をすすめます。生産部門においては再資源化率100%をめざし取り組みます。加えて、容器などに使用する石油由来の原材料削減をはじめ、開発、製造から商品使用後の廃棄段階に至るまで、バリューチェーン全体を通じた環境配慮型商品の展開をすすめます。