親子の食体験レポート

野田・えだまめ体験編

日時 2019年7月6日(土)
場所 千葉県野田市
協力 遠藤農園(野田市)

えだまめとしょうゆ、その関係は?
えだまめの産地であり、キッコーマンの工場がある千葉県野田市でえだまめ栽培としょうゆづくり体験を親子で楽しみました。

プログラム内容

(1)えだまめ体験

千葉県野田市のキッコーマンもの知りしょうゆ館に集合。
野田市で約400年続く遠藤農園へバスで移動しました。
ここ数日毎日雨が降り、当日の天候も心配されましたが、集合時から雨も降ることなく収穫体験を実施することができました。
遠藤農園到着後、えだまめ博士遠藤さんのお話を聞きました。

収穫体験

取り方の説明をえだまめ博士にちゃんと聞いて、収穫体験をしました。
根元を持って引き抜きます。
収穫後バケツで根元を洗い、ビニールに入れて、自分で収穫したえだまめをお土産として持ち帰りました。

さて、次はいよいよ、えだまめのゆで方と試食。
これも博士こだわりの方法で、塩の量・時間もきっちり計って茹でました。

おいしく食べるための作業

  1. 1根を切る
  2. 2枝から葉を落とす
  3. 3食べやすい大きさに枝を少し残して切る
  4. 4洗ってボウルに入れて塩で毛を取るように揉む
  5. 5塩を入れて茹でる(量は水の3.75%)
  6. 6茹であがったえだまめをみんなでうちわであおぎ、冷ます

枝を少し残すところ、塩の量、ゆでたら冷ますところが大きなポイントだそうです。

昼食

昼食の前にずんだおはぎをつくりました。
炊いたもち米をつぶして丸め、事前に用意してあるみりんや薄口しょうゆを使って作ったずんだ餡で上手に包みました。
作ったずんだおはぎは昼食のもろみ弁当のデザートにみんなでいただきました。
昼食にはもろみ汁もあり、自分たちでもろみを入れ、味の調節をしました。

(2)しょうゆづくり体験

えだまめが熟すと大豆になります。
その大豆を原料にしてつくるのがしょうゆです。
さぁ、えだまめ体験に続いてしょうゆづくり体験です。

しょうゆづくり体験

しょうゆの原料(大豆・小麦・食塩)にさわったり、匂いを確かめ、麹菌を加えて混ぜます。
できたしょうゆ麹にふれ、3日かけて育っていく麹を観察します。
その後、発酵・熟成していく「もろみ」の色、香りを体感しました。
最後に力いっぱいもろみをしぼり、しょうゆのできるまでを体験しました。

せんべい焼き体験

まずはフライパンで味のしないせんべいを焼き、味をみました。
次にしょうゆをつけてさっと焼き、食べ比べます。
しょうゆの色・味・香りのおいしさを実感しました。

工場見学

しょうゆづくり体験の次に、映像でしょうゆの歴史・原料とつくり方・パワーなどを学びました。

(3)修了式

最後に、ひとりひとりに修了証が授与され、えだまめとしょうゆづくり体験の一日は幕を閉じました。

参加者の感想
  • (収穫体験)いつも食べている枝豆がどのように畑になっていて、どうやって収穫されているか、子どもが楽しく学ぶことができました。根切りや洗い等、子どもが実際に体験できる簡単な内容だったのもよかったです。 (保護者)
  • (収穫体験)畑でえだまめをとるのが楽しかったです。えだまめは土になっているんではなく、枝についているんだなぁ。とビックリしました。(児童)
  • (しょうゆづくり体験)色、におい、手ざわりなど普段体験できないことが体験できてとてもおもしろかったです。 (保護者)
  • (しょうゆづくり体験)しぼるのに、結構力がいる。いろんな体験ができて、とてもうれしかったです。(児童)
  • (工場見学)しょうゆづくり体験で学べたことが、本物の工場でも大きな形で行われているのが実感できた。 (保護者)
  • (工場見学)昔と現代を知れておもしろかったです。これでしょうゆ博士になれたと思います。楽しかったです。(児童)