食文化に見るしょうゆの包装・容器 その2
展示の趣旨
「容器」という視点から食文化を見つめることによって、従来とは違った角度から食文化を理解することにつながるのではなかろうか―当センターでは、このような視点から、「食文化に見るしょうゆの包装・容器」を企画・展示しております。 前回は、包装・容器の意義を考察した上で、しょうゆ容器の歴史を概観し、江戸時代以来しょうゆ容器の代表格だった「樽」について、様々な側面 から詳しく紹介しました。
今回は、「陶磁器」「ガラス容器」を取り上げました。
不透明な陶磁器と透明なガラス容器―意外にも、この両者はその材質に共通性があるのです。当展示においては、さまざまな陶磁器とガラス製しょうゆ容器を紹介し、それらの歴史、その材料・製法および保存性の比較について調査しました。
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- 展示の趣旨
- しょうゆ容器の略史
- しょうゆ容器のいろいろ
- 陶磁器・ガラス容器とは(1)陶磁器
- 陶磁器・ガラス容器とは(2)ガラス容器
- しょうゆ容器としての陶磁器・ガラス容器
(1)甕かめ[陶器](2)徳利 とっくり[陶器] - しょうゆ容器としての陶磁器・ガラス容器
(3)コンプラ瓶びん[磁器]とケルデル壜 びん[ガラス] - しょうゆ容器としての陶磁器・ガラス容器
しょうゆの輸出 -コンプラ瓶とケルデル壜がオランダへ- - しょうゆ容器としての陶磁器・ガラス容器
(4)明治以後の陶磁製しょうゆ容器(5)ガラス壜 - しょうゆ容器としての陶磁器・ガラス容器(6)卓上容器 しょうゆさし
- 各種容器によるしょうゆの保存試験
- まとめ
- 参考文献