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キムチの歴史は4000年ほど前からだと言われています。しかし、現在のように唐辛子を使用したキムチになったのは、16世紀に日本から唐辛子が伝わり、その後、本格的に食材として利用され始めた18世紀からだと言われています。
今では、韓国の日常の食事では、朝、昼、晩と必ずキムチが食べられています。 |
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唐辛子
辛いだけでなく、独特の甘味と旨味をもっています |
にんにく
殺菌作用があり、キムチ造りに欠かせません |
白菜
中国から伝来し、風土にあった品種改良が行なわれました |
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発酵食品の代表としてキムチが発達した理由は、人々が農耕を生活の基本とし、野菜を好んで食べたこと、また水産物の塩蔵技術に優れ、薬味として幅広く利用していたこと、それとキムチに利用されている白菜が広く栽培、普及していたことなどが挙げられます。「野菜の塩漬」を意味する「沈菜(チムチェ)」が、「キムチ」に変化したとも言われています。
キムチは栄養面でも非常に優れた食品です。主材料の白菜、大根、唐辛子、にんにく、葱などには薬理作用があり、豊富なビタミンが含まれています。さらに、発酵することによってそれまでになかったビタミン類が生まれ、整腸作用を助け、消化を促進します。また、発酵は乳酸菌を増やし、防腐作用を助けるほか、食欲増進にもつながります。
このように、キムチの栄養価は大変高く、他に類をみないすばらしい健康食品であるといえます。
また、三方を海に囲まれた韓国は、魚や貝の種類が多く、四季を通じてたくさんの漁獲量があり、その豊富な材料でさまざまな塩辛が造られ、保存食として発達してきました。塩辛はキムチ造りには欠かせない材料で、アミの塩辛、タチウオの塩辛、カキの塩辛などそれぞれを好みで選んで漬け込み、キムチに旨味と風味をもたらします。
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そのままおかずとして食されるだけでなく、キムチの材料としてなくてはならない塩辛 |
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