韓国の発酵食品
米を使った料理
家庭料理(3)
米を使った料理
用途に合わせて、姿を変える米

韓国では、白米だけでなくいろいろな穀類(麦、豆、黒米など)を混ぜ合わせて炊き上げたご飯も食されています。
また、お粥の種類も数多くあり、なかでもゴマ油で炒めた米に、水を入れて炊き上げると、こうばしい香りになり、美味しいお粥が出来上がります。
お米はご飯にして食べるだけでなく、粉末にしてさまざまな料理に使われています。
韓国の百貨店には米をはじめ、何十種類もの穀類が取り揃えてあり、お客はその中から好みの玄米、麦などを選び、その場で粉にしてもらいます。韓国の家庭では、これを牛乳や水などに混ぜて毎朝飲んでいます。
また、日本でもよく知られるチヂミ(韓国風お好み焼き)は、食感をもちもちとさせるため、小麦粉のほかに米の粉(上しん粉)を加え、いっそう美味しいチヂミに仕上げます。
韓国の餅(トック)はうるち米を使うので、日本のもち米で作られた餅に比べ、粘り気が少なく、のど越しのよいものです。韓国でも日本と同じように、お正月にはトックを入れたお雑煮が欠かせません。


