江戸醤油の復元
しょうゆ樽と仕込桶の復元

今回は、当時のしょうゆ造りに深く関わっていた樽と仕込桶も復元しました。樽と仕込桶は、もともと酒用につくられていたものが転用され、後にしょうゆ専用のものがつくられるようになったといわれています。
現在、しょうゆ専用の大型の「仕込桶」を作れる職人は、全国に数えるほどしかいません。そこで今回は、秋田製樽組合にご協力をいただき、小型の「仕込桶」を作りました。部品や道具の名称は、秋田の呼称で紹介しています。

しょうゆ樽と仕込桶の復元
しょうゆ樽と仕込桶の復元
樽と桶を締める美しい形の箍には、目に見えない様々な工夫もされています。
樽と桶を締める美しい形の箍 たが には、目に見えない様々な工夫もされています。
作業工程
秋田杉の丸太から用途毎の形の杉板を割り出す
秋田杉の丸太から用途毎の形の杉板を割り出す
杉板の幅や形を選びながら桶の形に組み上げる
杉板の幅や形を選びながら桶の形に組み上げる
竹で編んだ箍をかけ、全体を整形する
竹で編んだ箍をかけ、全体を整形する