江戸醤油の復元
復元されたしょうゆ造りの道具と装置

醤油樽(しょうゆたる)
醤油樽(しょうゆたる)
材質は板目に取った秋田杉。主に運搬用に造られているため、蓋がある点と中ほどが膨らんだ独特な姿形が桶と異なっている。
仕込桶(しこみおけ)
仕込桶(しこみおけ)
材質は板目に取った秋田杉。しょうゆは塩分が多く含まれるため、浸透性が強く、高い密閉性が求められる。
締木式圧搾装置(しめぎしきあっさくそうち)
締木式圧搾装置(しめぎしきあっさくそうち)
梃子の原理を利用して、「諸味」を圧搾する装置。地方によって「天秤搾り機」「梃子式圧搾機」などの呼び名がある。
櫂棒(かいぼう)
櫂棒(かいぼう)
攪拌作業のときに「諸味」をかき混ぜる棒。先端の板を使って諸味をしっかりかき混ぜることができる。
焙烙鍋(ほうろくなべ)
焙烙鍋(ほうろくなべ)
小麦を煎るための鍋。小麦をほどよく煎って、香ばしい香りが出るようにする。
小袋(こぶくろ)
小袋(こぶくろ)
締木式圧搾装置で搾るために、諸味を入れる袋。丈夫で適度に粗い目の木綿製の布が使われる。
桃桶(さるぼう)
桃桶(さるぼう)
「諸味」を袋に注ぎ込むための小桶。先端をとがらせ、裏には手で持ちやすいように、くぼみをつけるなどの工夫がされている。
漏斗(ろうと)
漏斗(ろうと)
醤油を樽に詰めるときに使う道具。