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江戸から学ぶ 食の「しつけ」と「こころ」
> 江戸の子どもたちの「しつけ」
江戸では「しつけ」に関する版本や浮世絵が多く出版され、
親を啓蒙
けいもう
したり実際の子どものしつけに活用されていた。
《版本》
『小児必用養育草』
1703年
(元禄16年)
香月牛山 著
六巻からなる日本最初の育児書です。「生まれて60日ぐらいで瞳が定まる、笑顔で話しかけよ、子も笑う」と、子どもに語りかけて子の行動を引き出す方法を教えています。
『和俗童子訓』
1710年
(宝永7年)
貝原益軒 著
五巻六項目(総論上、総論下、隋年教法/読書法、手習法、女子を教える法)からなります。「君子は始めを慎(つつし)む、子どもは早くから教えよ、小さい時から善い人に近づけ、善い道を教えるべきである」と著しています。
『頭書絵入 童子諸礼躾方往来』
☆
1815年
(文化12年)
重田一九 編述
年長者は上座に座り、年長者が箸を取ってから自分も取る。一度に多く口に入れてはいけないなど、食事の作法について書かれています。
《浮世絵》
『子供諸礼躾方』
(膳・給仕)
☆
1844~47年
(弘化頃)
歌川国芳 作
会食時の食事作法「膳での食事のしかた」、「給仕のしかた」を描いています。
食器の受け渡しは、素手ではなくお盆を使います。
この絵から礼儀にかなった美しい立ち居振る舞いを学びました。
『幼童諸芸教草』
(仕立もの)
☆
1844~47年
(弘化頃)
歌川国芳 作
服を新しく仕立てるのも、洗い張りしたあとの仕立て直しも、つくろいも、ほとんど家庭で行われ、裁縫は女子の大事な仕事でした。
はさみに鈴をつけたのも、母の気配りでしょう。
T O P
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江戸から学ぶ 食の「しつけ」と「こころ」
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日本の「食」
日本の「こころ」
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江戸の子どもたちの「しつけ」
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儒教の教えを育む
江戸の食育『養生訓』から学ぶ 1
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江戸の食育『養生訓』から学ぶ 2
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現代版『養生訓』の「五思」
「食」と「こころ」を育む
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「生活のリズム」と「五育」