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企画展示

江戸から学ぶ 食の「しつけ」と「こころ」

儒教の教えを育む
儒教の教え「五常」
人が常に守るべき五つの道徳「仁・義・礼・智・信」を「五常」といいます。
一.仁・・・ いつく しみ、思いやりをもちなさい。
二.義・・・ 道理、人の行うべき道筋を考えなさい。
三.礼・・・ 礼儀をわきまえなさい。
四.智・・・ 物事を理解しなさい。
五.信・・・ 人を信じなさい。人を欺 あざむ いてはいけない。
「五常」は、中国・春秋時代の思想家・孔子が創始した儒教の教えです。
この「五常」の教えが代々受け継がれ、江戸の子どもたちも寺子屋や家庭で学んでいたのです。
儒教は、日本の道徳、政治思想に大きな影響を与えました。
603年(推古11年)に聖徳太子(厩戸皇子)が制定した冠位十二階は、「五常」に徳を加え、それぞれに大小をつけて、大徳・小徳、大仁・小仁、大礼・小礼・・・と、十二の冠位を定め、個人の能力や功績によって冠位を与えた制度です。「五常」の教えは、冠位十二階の基礎となっています。
『五常 智』
『五常 智』☆
1774年(安永3年)礒田湖龍斎 作
姉から手習いの手ほどきを受ける妹。
手紙文の練習です。
『年中行事絵巻』
儒教の教えを育む