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江戸から学ぶ 食の「しつけ」と「こころ」
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「こころ」を養う「五思」の教え
食事をする時の心構えとして、「五思」の教えがあります。食事の度に次の五つを思いなさいという教えです。
一.
この食は、誰がくださるのかを思いなさい。
二.
この食事は農夫が骨をおって作り出した苦労を思いなさい。
三.
自分に才徳がなく、殿様をお助けし民を治める手柄がないのに、食べられる幸せを思いなさい。
四.
自分より貧乏な人がいて、飢え死にしている人もいるのに、食べられる幸せを思いなさい。
五.
大昔は草木の実と根・葉を食べて飢えをしのぎ、また火で調理することを知らなかった。いまの食事のありがたさを思いなさい。
この「五思」の教えに、「食事を残さない」、「他人の食事を羨ましがらない」などを加え、子どもたちをしつけてきました。
しかし、戦後の高度経済成長期を経て、食の「しつけ」がうまく継承されなくなりました。
食育の必要性が高まっているいまこそ、子どもたちに食の「しつけ」と「こころ」を教え、そして伝えていかなければなりません。
『婦人一代鑑 喰初の図』☆
1830~43年(天保頃)歌川国貞 作
生後百日目頃に行なわれたお喰初の様子を描いています。
一生、食べることに困らないようにと、愛情のこもったまなざしが子どもに向けられています。
T O P
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江戸から学ぶ 食の「しつけ」と「こころ」
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日本の「食」
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江戸の子どもたちの「しつけ」
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江戸の食育『養生訓』から学ぶ 1
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江戸の食育『養生訓』から学ぶ 2
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現代版『養生訓』の「五思」
「食」と「こころ」を育む
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「生活のリズム」と「五育」