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2026年07月14日
【かるた便り】かるたは、想いを人から人へ手渡すもの
こんにちは。「おいしい記憶」事務局の きこ です。
「かるたコラム」前回は、『おいしい記憶かるた』への想いを、「おいしい記憶かるた」全札ギャラリーの紹介とともにお伝えしました。
今回は少し視点を広げて、「かるた」そのものの魅力についてお伝えしたいと思います。
「かるた」のすごいところは、なんと言っても、ルールを説明しなくてもほとんどの人が遊び方をすでに知っているところです。
そして、老若男女、年齢差や環境差のある人同士でも一緒に楽しめて、誰にでも勝つチャンスがあります。
読み札を読む人がいて、
絵札を探す人がいる。
「はい!」と手を伸ばして、
取れたらうれしい。
取れなかったらちょっとくやしい。
とてもシンプルに盛り上がるゲームです。
でも、そのシンプルさの中に、かるたならではの力があることは、
意外と語られていないような気がします。
読み札には、言葉があります。
絵札には、情景があります。
そして、その札を囲む人たちの間には、自然と会話が生まれます。
「この札、わかる」
「うちでもこうだった」
「これ、誰かに話したくなるね」
一枚の札をきっかけに、知らなかった誰かの思い出が、自分の記憶と重なっていく。
かるたは、そんなふうに、想いを人から人へ手渡すことができるツールでもあるのです。



『おいしい記憶かるた』は、まさにそんなかるたです。
全国から寄せられた、食にまつわるエピソード。
そこから生まれた読み札と絵札には、一人ひとりの「おいしい記憶」が込められています。
かるたとして遊ぶ。
絵札をながめる。
読み札の裏にあるエピソードを読む。
そして、ふと自分の食卓を思い出す。
それは、誰かの「おいしい記憶」を受け取りながら、自分の「おいしい記憶」に出会い直す時間でもあります。
遊ぶだけではなく、語り合うきっかけになる。
読んでも、見ても、誰かに話したくなる。
『おいしい記憶かるた』の楽しみかたは無限に広がります。
遊んで、楽しくて
人から人へ、想いがつながる「かるた」。
長く親しまれている、こんな幸せなツールは
他にはないのではないでしょうか。(きこ)



