
Creators
-つくり手-

田村知香子
【作品】弁当の日 おいしい記憶のエピソード
株式会社共同通信社で食・農林水産業領域を中心に担当。
2012年4月、「弁当の日」の普及推進を目的とした「弁当の日」応援プロジェクトを発足。
「弁当の日」は2001年、香川県の小学校校長(当時)の竹下和男氏が考案した、子どもたちが弁当を自らつくることを通じて、家庭や地域、社会のあり方などを見つめ直すことを促す試み。2018年開始の「弁当の日 おいしい記憶のエピソード」のほか、講演会などイベント企画運営、刊行物発行など、様々な企業・組織と連携を拡大しながら、「食」を軸に、子どもたちを取り巻く問題解決に取り組んでいる。
メッセージ
人が「おいしい記憶」をつくりたいと思う時、きっと心の中で、まだ見ぬ明るい未来を感じているのでしょう。
「弁当の日 おいしい記憶のエピソード」に寄せられる作文の中には、子どもたちの素直な気持ちが溢れています。
「料理がこんなに大変だなんて思わなかった。ずっと立っているのも、疲れるし…」
「でも、やってみると、意外と楽しい。」
「卵焼きひとつつくるのもこんなに難しいのに、いつも料理をしているお母さん、お父さん、すごい!」
「今、恥ずかしくて直接言えないけれど、感謝の気持ちを伝えたい。」
そして、たくさんの子どもたちが、こう書きます。
「大人になったら、私も(僕も)料理をつくって、家族を喜ばせたい」と。
まるで、未来の「おいしい記憶」のつくり手たちが、今、少しずつその一歩を踏み出しているようです。
誰かのためにおいしい記憶をつくりたいと思える気持ち、それは本当に素敵なこと。その気持ちが、きっと100年先の未来も明るく照らしてくれるはずです。
