「おいしい記憶きかせてください」（テレビマンユニオン）

1997年テレビマンユニオンに参加以降、数多くのテレビドキュメンタリーを手がける。40代から実話に基づくドキュメンタリードラマの演出をはじめ、原爆の犠牲となった女学生の日記を映像化した『少女たちの日記帳 ヒロシマ昭和20年4月6日〜8月6日』(NHK2009年)、栃木県那須町の開拓者をモデルに満蒙開拓に翻弄された人々を描いた『開拓者たち』（NHK2011年）、東日本大震災の被災地宮城県女川町に暮らす女子高生の青春を描いた『ラジオ』（NHK2013 芸術祭大賞）などで高い評価を得る。ドキュメンタリストとして培った独自の演出方法は、俳優陣からも絶大な信頼を得ている。映画初監督作品『二重生活』で、俳優菅田将暉と初コラボレーション。続く『あゝ、荒野』で共に数々の賞を受賞。第三作『前科者』につづく、第四作『正欲』が第36回東京国際映画祭の観客賞、最優秀監督賞を受賞。第五作目となる『サンセット・サンライズ』は菅田将暉との三度目のコラボ作品であり、被災地を舞台にした二度目の作品である。