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夕焼けを見ると、お腹がへるのはなぜだろう。
夕焼けを見ると、 お腹がへるのはなぜだろう。
秋刀魚が、こんがり焼ける色だから。
カボチャが、ほくほく湯気だつ色だから。
まいたけのかき揚げが、カラッと揚がる色だから。
里芋の煮っ転がしが、つやつや光る色だから。
秋茄子に、うま味がじんわり染みる色だから。
炊き込みご飯が、ほわっと香る色だから。
家族の笑顔のまんなかで、輝くしょうゆの色だから。
素材にも、つくり方にもこだわりながら、じっくり味を磨き抜く。
そうして生まれたおいしさが、旬の食材と出会った時、
いつもの食卓は、特別なものになっていく。
夕焼けを見ると恋しくなる、毎日の手料理のために。
やがておいしい記憶となっていく、食卓でのしあわせなひとときのために。
私たちは今日も、こころをこめたおいしさをお届けします。
INFORMATION
夕焼けを見ると、お腹がへるのはなぜだろう。(2012年9月)
「夕焼けって、おいしそう」と、小さい頃から感じていたというクリエイティブディレクターが、「おいしい夕焼けってしょうゆの色みたい」と思い立ち、「日本一おいしい夕焼け」を表現しました。
第4回読者が選ぶ東京新聞広告賞 部門賞 食・健康の部受賞
第29回読売広告賞 読者が選ぶ広告 読者大賞受賞
クリエイティブディレクター 山田尚武さんのコメント
小さい頃からなぜか、「夕焼けって、おいしそう」と感じていました。
時間を忘れて野球やサッカーに夢中になっていても、
空に夕焼けのオレンジが射すと、不思議とお腹が空いていることに気づき、
自然と家に帰ろうという気持ちになる。
お腹が減っているからでしょう、夕焼けがおいしそうに見える。
そして、はらぺこになって家でたべる夕飯は、
夕焼けのようなおいしい輝きを放っていました。
そして「おいしそうな夕焼けも夕飯の輝きも、しょうゆの色みたいだな」
と思った時に、この広告の企画とコピーは生まれました。
カメラマンには「僕が子どもの頃にみた、日本一おいしい夕焼けを撮ってください。」と
無理なお願いをしました。カメラマンは、千葉の高層ビルから富士山のみえる西の空に向かってカメラを構え、一週間ねばり、おいしそうな夕焼けを撮影してくださいました。
できあがった広告は、テマヒマをかけて作られたおいしい料理のようでした。
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