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ふりかえると、毎日がパーティでした。
ふりかえると、毎日がパーティでした。
歌った日。
走った日。
転んだ日。
叫んだ日。
𠮟られた日。
ほめられた日。
グチをこぼした日。
自慢話した日。
反抗した日。
反省した日。
ケンカした日。
仲直りした日。
笑った日。
泣いた日。
感謝した日。
明日、結婚する日。
百年の恋は、しょうゆの味がする。
INFORMATION
ふりかえると、毎日がパーティでした。(2013年12月)
食卓に並ぶ一つひとつの料理に「⚪︎⚪︎した日」と添えることで、「おいしい記憶」の日々をふりかえっていく。それを「毎日がパーティでした」と表現した作品です。
第10回オレンジページ広告大賞 銀賞受賞
クリエイティブディレクター 山田尚武さんのコメント
子育てをしていると、いろいろと子どもに教わることがあります。
この広告も、娘が教えてくれたある「感情の仕組み」から生まれました。
娘が3歳の頃。カメラで撮りためた彼女の3才までの成長の記録を家族3人で見ていました。
ふと、3歳の娘の顔をみると、なんと涙を流している。
自分が両親や祖父母にだっこされて笑ったり、楽しい写真ばかりなのに。
私が「どうして泣いているの?」と聞いても、本人は「わからない」と。
誰でもある程度の年齢になれば、過ぎ行く時間の尊さは知るでしょう。
でも、なぜ3才にして「涙」が?
理由は未だ不明ですが、ひとつその仮説として得られたのは、記憶はあとで再生されたとき、体験した時とはちがう感情を伴うものになるらしい。
「おいしい記憶をつくりたい。」という言葉にも、そんな不思議な「感情の仕組み」が込められているのでは、との考察から生まれた作品です。
さらに、あとで流れる涙にあえて言葉をつけると「ありがとう」だと思いました。
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