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どうしてこの国には、四つの季節があるのだろう。

どうしてこの国には、四つの季節があるのだろう。

「どうして春はあるの?」とぼくがきくと
「なぜかしらね」といいながら
お母さんは『たけのこごはん』を炊いてくれた。

「どうして夏はあるの?」とぼくがきくと
「どうしてだろうね」といいながら
お父さんは『ゴーヤチャンプルー』を作ってくれた。

「どうして秋はあるの?」とぼくがきくと
「そうだねえ」といいながら
おばあちゃんは『サンマ』を焼いてくれた。

「どうして冬はあるの?」とぼくがきくと
「不思議だね」といいながら
みんなでまあるくなって『よせ鍋』をたべた。

どうしてだろう。
いつの季節もちがう味なのに、
いつもしょうゆの香りがした。

春夏秋冬のアイラブユーを伝えよう。
キッコーマンで。

INFORMATION

どうしてこの国には、四つの季節があるのだろう。(2015年3月)

めぐる四季を一枚の構図にし、中央にはキッコーマンのしょうゆを配置した作品。輝く季節は影があるから引き立つということを「影絵」を使って表現し、食卓でそれぞれの旬の食材をひきたてる「しょうゆ」の色と重ねメッセージにこめました。

第12回オレンジページ広告大賞 優秀賞受賞
第11回オレンジページ広告大賞 特別賞 シリーズタイアップ広告賞受賞

クリエイティブディレクター 山田尚武さんのコメント

ずっと実現したいと思っていて、なかなか実現できないアイデアがありました。
めぐる四季を一枚の構図に収めることです。
春ならピンク、夏なら緑、秋なら赤、冬なら白。
春夏秋冬の写真を継ぎはぎして一つの画面で構成してみる。だけど何かがちがう。
四つの季節を輝かせるはずのピンク、緑、赤、白。
明るい色ばかりを一つの画面の中に並べるだけでは、それぞれの色が打ち消し合ってしまうように見える。
そこで、デザイナーが一言。
「鮮やかな季節を浮かび上がらせるためには、対称的な色が必要では?」
そう、光と影です。輝く色は、影があるから引き立つ。「影絵」でやってみよう。
さっそく影絵作家さんにお願いし、影絵の世界で、一枚の構図の中に四季を描いていただきました。
すると影絵の世界で、イメージしていた四季がいきいきと輝く世界が浮かび上がりました。
そうです。食卓で、それぞれの旬の食材を引き立て、輝かせるのが、しょうゆの色であるように。

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