Images

- 写真・グラフィック -

料理なら、色で言える。

好きな人の前で
何を話したらいいかわからなくて
料理をはじめた。
赤や青や黄色に緑…
季節の色でおしゃれをするように。
不思議なことに、
どの色にしょうゆを混ぜても、濁らない。
料理をするわたしとかさなった。
「おいしいね」の数だけ得意料理がふえた。
やがて、大好きな人がもう一人。
はじめての離乳食に、
「んまんま」って笑った。
得意料理がまたひとつ。
口下手だったわたしの人生が、
料理でにぎやかになっていく。

おいしい記憶をつくりたい。
キッコーマン。

INFORMATION

料理なら、色で言える。(2018年2月)

料理は、言葉を超える。言葉をつかってそれをどう伝えるか。言葉では伝えられないこと、言葉以上のメッセージに挑んだ作品です。

第86回毎日広告デザイン賞 広告主参加作品の部 準部門賞受賞
第10回読者が選ぶ東京新聞広告賞 部門賞 食・健康の部受賞
第66回日経広告賞 食品・医薬品・生活用品部門 最優秀賞受賞
第34回読売広告大賞 部門賞(食) 最優秀賞受賞

クリエイティブディレクター 山田尚武さんのコメント

料理は、言葉を超える。そのことをどうやって伝えるか。
それは、言葉を扱う職業であるコピーライターとして挑戦してみたいテーマでした。
仕事柄、アートディレクターというデザイナーの人たちと組むことが多いです。
言葉では伝えられないこと、言葉以上のメッセージを色やビジュアルを駆使し、伝えるプロです。
そして不思議なことに、デザイナーには料理が得意な人が多い。
まな板というデスクトップで、お皿という空間に食材をレイアウトし、何かを伝える。
私は、デザイナーという職業の人は、色を言葉のように扱っているのだなと思っています。
そして、料理をする人も、デザイナーなのではないか。
四季を扱い、食材の色から、鮮度やおいしさを見極め、お皿にレイアウトし、それを食べる人の笑顔を想像し、創造する。デザイナーというよりも、クリエイターですね。
そういうわけで、この作品は、私がお世話になっているデザイナーの皆さんからのいただきものです。

色鮮やかな野菜クレヨン。
各野菜の情報とレシピ48品をご紹介

他の作品を見る

これも好きかも

共有

XLINE
おいしい記憶