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おいしいは、ひとりじゃない。
おいしいは、ひとりじゃない。
あの味、この香りに、
思い浮かぶ顔がある。
なつかしい瞬間がある。
まるで、こころの中に
検索機能があるみたいに。
離れていても、
きもちはつながる。
きょうたべるごはんにも、
大地を耕してくれた人がいて、
お店に届けてくれた人がいる。
たべるは、こころの
ソーシャルネットワーク。
見えない回線を
めぐりめぐって、
世界中のだれかと元気を結ぶ。
この地球と、キッコーマンと
つながっている。
おいしい記憶をつくりたい。キッコーマン。
INFORMATION
クリエイティブディレクター 山田尚武さんコメント
「たべる」という営みは、
さまざまな人とだけでなく、
この世界の森羅万象とつながっている。
そのことを‘ストリングアート‘という手法で
表現してみようと思いました。
‘ストリングアート‘とは、
木のボードに打った釘と糸を使って絵を描くアート。
折り重なる糸の色と幾何学的模様で様々な表情を作り出すことができます。
およそ1000本の釘に、長さ700メートル以上にも及ぶ糸を通し、試行錯誤を繰り返し、ようやく表現したい模様が浮かび上がる。AIやデジタルを介さない手作業だけで何かを生み出す気の遠くなるような制作過程は、「食材」が大自然の中で生まれ、育まれ、人の手とこころを経由し「料理」となるまでの長い長い道のりと似ています。
そして、光の反射でさまざまな色に変化する「しょうゆ」の糸は、おいしい記憶の一瞬一瞬を紡ぎ、つなぎ、色とりどりの物語を織りなしていく。たべることは、一人ひとりがこの世界と一本の糸でつながることなのかもしれない。そんな想いを、キャッチコピー「おいしいは、ひとりじゃない。」に込めました。
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