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しょうゆがへるたび、ふえるもの。(ペットボトル)

しょうゆがへるたび、 ふえるもの。

「おなかへったぁ」と帰ってくる人を待つ楽しみ。
「いただきま~す」の元気な声。
「あ、ニンジンたべてくれた!」という驚きの瞬間。
「あのね」からはじまる、なにげない特別な会話。
「地球の恵みにありがとう」のきもち。
「やっぱり家族って、いいね」というよろこび。
ずっと忘れることのない、おいしい記憶。

INFORMATION

しょうゆがへるたび、ふえるもの。(2011年12月)

家にあったしょうゆが減って、ボトルに空洞ができていく。その空洞を目に見えない幸せな時間を想像する空間として表現した作品。

第8回オレンジページ広告大賞 審査員特別賞受賞
広告電通賞 新聞 食品・飲料部門最優秀賞受賞

クリエイティブディレクター 山田尚武さんのコメント

スーパーの棚で見かけるしょうゆのパッケージには、いつも満タンのしょうゆが入っている。だれど、自分の記憶の中のあるしょうゆの瓶やボトルは途中まで使われている。
そしてしょうゆは、少しずつ減って、少しずつ空洞がふえていく。
あの空洞は、何に変わったのだろう?
しょうゆが減って生まれた空洞を、目に見えないしあわせな時間を想像する空間として表現できないだろうか。
制作チームで相談しました、しょうゆのパッケージだけで広告をつくろう。
背景も暗く照明を落として、しょうゆがなくなってしまった空間と、少しだけ残されたしょうゆが輝いて見えるように。
あたかもしょうゆが、しあわせな時間と空間を照らし出しているように。
ものがあふれる時代。しょうゆは家庭で、少しずつ大切に使われていく。
ものを大切に使うことは、なにか大切なものを少しずつ増やしたり、育てたりすることなのかもしれない。そんなことが伝わるといいなと思いながら制作された作品です。

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