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-よみもの-

第9回 小学校低学年の部(作文)優秀賞

まほうのたいのあら

はるにおかあさんときんじょのスーパーに行きました。そこで、おかあさんがたいのあらをかっていました。どうしてあらなんてかうんだろう、あらのどこを食べるんだろうとおもいました。おかあさんは、「おいしくりょうりするからね。」と、言いました。

おうちにかえってから、おかあさんはあらをやいて、つぎにお米をとぎました。そしておかまに、といだお米とやいたあら、だしじる、さけ、うすくちしょうゆをいれて、すいはんきのスイッチをポチッとおしました。さぎょうはとてもかんたんそうでした。たいているときにすいはんきからプーンといいかおりがただよってきました。おこめがたきあがればたいめしのかんせいです。

みためはちゃいろではでではないけれど、食べてみたら、口の中でたいのうまみがひろがって、とってもおいしかったです。おいしすぎてなんどもおかわりしました。おいしいものを食べて、かぞくはみんなにこにこえがおです。食べるところがなさそうなあらが、おいしいごちそうになるなんて、びっくりしてまほうみたいだなとおもいました。おかあさんは、「たいのあらはやすくて、その上いろんなりょうりがつくれるよ。たいめしいがいにも、うしおじるや、あらだきだってできるよ。」と、言いました。こういうのを「しまつのりょうり」というそうです。これはいきもののいのちをさいごまでかんしゃしていただくことと、せつやくして食べものをむだにしないというきょうとならではのかんがえかただそうです。

わたしも、大きくなったらしまつのりょうりをつくれるようになりたいです。おかあさんにつくりかたをおしえてもらおうとおもいます。

INFORMATION

第9回 小学校低学年の部(作文)優秀賞
「まほうのたいのあら」
福田 汐理 ふくだ しおり さん(京都府・7歳) 京都市立御所南小学校 1年
※年齢は応募時

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