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-よみもの-

第10回 小学校低学年の部(作文)優秀賞

弟はおしょくじれんしゅう中

弟のごはんは、とってもたいへんです。リスみたいに口にいっぱいいれたり、スプーンをおでこから口に、おろしてきたり、いっしょにごはんをたべていると、とても気になります。けさも、いちごをにぎにぎして、わたしてくれました。

弟は、一才になったばかりです。じぶんでたべるれんしゅう中です。何でも手づかみなのでたのしそうです。すきなもののときは、「ンマンマ、ンマンマ」といっています。

弟は、ごはんが大好きです。パクパクパクパク。おでことほっぺにごはんつぶをくっつけてニコニコしています。お口にごはんつぶをいれてあげます。すると、もっとにこにこして「ねぇーねぇー」とよんでくれます。

ごはんにはじめてきざみのりをかけてあげました。小さな目を丸くして「お姉ちゃん!おいしい!!」と、いっているみたいでした。はじめて、かつおぶしをたきたてごはんにかけてあげたときは、ふわふわのかつおぶしが、ちりちりおどっているのをたのしそうに見ていました。一口たべると、「お姉ちゃん!おいしい!!」と、またいっているみたいににんまりしました。

わたしは、弟のおしょくじ先生みたいです。わたしがすきなたべものを、はじめて弟がたべたときはいつも、「さすがねぇーねぇ。」といっているみたいにわらいます。

わたしの一ばん好きなたべものは、おばあちゃんがつくる、おだしがしみしみの大こんのにものです。弟もやっぱり好きでした。

ごはんのたべかたを、べんきょう中の弟といっしょのごはんは、がしゃがしゃぐしゃぐしゃたいへんです。でも、はじめての味に、おどろいたりよろこんだり、とてもかわいいです。いっしょだと、おいしさもたのしさもふえます。好きなものもにていてうれしいです。これからも、毎日なかよくたべようね。

INFORMATION

第10回 小学校低学年の部(作文)優秀賞
「弟はおしょくじれんしゅう中」
佐々木 百合子 ささき ゆりこ さん(宮城県・7歳) 仙台市立黒松小学校 1年
※年齢は応募時

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