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-よみもの-

第17回 小学校低学年の部(作文)キッコーマン賞

おばあちゃんのまほうのおなべ

 うちのばんごはんには、まいにちぐだくさんのおみそしるがでます。わたしは、おかあさんのおみそしるがだいすきです。いつもいちばんいいところをわたしたちによそってくれるおかあさんのために、おたんじょうびには、わたしがおいしいおみそしるをつくってあげたくておとうさんにそうだんしました。おとうさんが、

「それはいいね!」

といってくれて二人だけのひみつのプロジェクトがはじまりました。

 はたけに、ニンジンとキャベツとダイコンをうえてまいにちおせわをしました。でも、ニンジンは、あつさでほとんどかれてしまいました。ダイコンはスーパーでみるのとぜんぜんちがって、ちいさくてひとみたいなかたちと、しっぽみたいなかたちになりました。キャベツもむしにたくさんかじられました。ちょっとだけのニンジンと、へんてこなダイコンと、あなあきキャベツで「こんなのでできるかな。」としんぱいになったけど、おとうさんが、

「むしがたべるぐらいおいしいんだよ。」

とはげましてくれました。ふだんおりょうりをしないおとうさんとおやさいをきっていたら、おかあさんがしんぱいそうにみにきました。わたしは、

「みちゃダメみちゃダメー!」

といいながらおやさいをきりました。

 できあがったおみそしるをおかあさんにだすと、おおきなニンジンをおはしでとって

「わあ!」

とえがおになりました。そして

「こんなおみそしるたべたことない。せかい一、やっぱりうちゅう一おいしい!」 といって、二はいもおかわりしてくれました。じつはわたしもおかわりしたかったけど、おかあさんにいっぱいたべてほしくてがまんしました。

 おみそしるができるまでに四かげつもかかって、おかあさんのおたんじょうびはすぎてしまったけど、おかあさんがえがおでたべてくれて、だいせいこうです。おいしいものって、たべるひとだけじゃなくてつくるひともつくるときもえがおになるとしりました。

INFORMATION

第17回 小学校低学年の部(作文)キッコーマン賞
おばあちゃんのまほうのおなべ
佐々木 一燈(ささき いっとう)さん(宮城県・7歳)仙台市立黒松小学校 2年生
※年齢は応募時

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