Readings
-よみもの-
第17回 小学校低学年の部(作文)キッコーマン賞
おばあちゃんのまほうのおなべ
ぼくには、大好きなごはんがあります。それは、おばあちゃんが「まほうのおなべ」で作ってくれるおりょうりです。
このおなべで作るおりょうりは、どれも本当においしいです。一口食べると、友だちとけんかしたことも、自転車でころんだことも、「まあいいや」になるおいしさです。
やさいとウインナーがはいったポトフ、味がしみしみのおでん、ふしぎなスパイスの味がするかくに、れいぞうこのやさいを小さく切ってにたスープもあります。ぼくのお口にぴったりのサイズのワンタンや、ぐがいつもちがうのにいつもおいしいシチューも大好きです。きっと「まほうのおなべ」のおかげだと思います。
おばあちゃんに聞くと、このおなべは、おばあちゃんのお母さんがえらんでくれたおなべです。おばあちゃんがおじいちゃんとけっこんする時に、持ってきたそうです。ぼくが生まれるずっと前にひいおばあちゃんは、亡くなったからあったことはありません。でも、「まほうのおなべ」のおかげで、ひいおばあちゃんから、いっぱい食べてねと、言われているみたいです。
おばあちゃんは、このおなべには本当に、まほうがかかっていると言っていました。火にかけている時は、「グツグツコトコト」と、音がします。火を消して時間がたつと、かんたんにはふたを開けてくれません。おいしさをとじこめるまほうなのだと思います。このまほうで、ひき肉と一しょににた大根は、とう明に変身します。食べると、ほろっとして、ひき肉の味がじゅっとしました。
いつか大きくなったら、おばあちゃんにまほうのおなべでおりょうりを作ってごちそうします。おばあちゃんのおてつだいしながらおりょうりを教えてもらうのも食べるのと、同じぐらい大好きです。まほうのおなべを、おばあちゃんと、一しょにずっと大切につかいます。
INFORMATION
おばあちゃんのまほうのおなべ
佐々木 一燈(ささき いっとう)さん(宮城県・7歳)仙台市立黒松小学校 2年生
※年齢は応募時
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