
Readings
-よみもの-
2020年度 特別賞
幸せで恵まれている、命を頂いて、料理をし、弁当をつくり、母の大変さを知った自分
ぼくは、弁当の日におかずや、ご飯炊きをしたり、家族のために夜ご飯をつくったり、これまでに何度も料理をしてきました。そして料理を沢山して、毎日感じたことは、まず、自分達は、「幸せで恵まれているなー。」と思ったことです。僕たちは、父や母が居ないと料理がつくれません。それに、これがないとまず料理という言葉がおそらく存在していないと思います。その「これ。」という言葉は、自分達が料理する時に使う食材です。自分達が調理する時に使う食材には、もともと命が宿っていました。ご飯の命、野菜の命、魚の命みんなの命をいただいて、僕らの体をつくってくれているからです。みんなの命を頂いて、今の自分達がいるから、自分が料理する食材にも、父や母と一緒ぐらい感謝しないといけないと思います。自分は、はじめて、自分で夜ご飯をつくって、家族と一緒に食べた時、(8才)その日は、ご飯、みそ汁、やさいいためをお母さんと一緒に作り、後片づけまで、お母さんに教えてもらいながら、すべて食器洗いまで自分でやりました。昔、自分は、好ききらいが激しすぎて、バナナしか食べていなかったけれど、高取保育園という所に通って小学1年生になるまでに、米づくりや、みそづくり、たきこみご飯や、玄米、納豆、みそ汁、おかずなど、毎日、健康な物を食べられて、気が付けば、きらいな食べ物がなくなっていてとってもびっくりしました。保育園のホールに、はなちゃんと、はなちゃんのお父さんがきて、みそ汁を
つくってくれた時の温かくて、体にしみわたるおいしさは、今でも全く忘れてません。自分も、はなちゃんがつくってくれるみそ汁や、自分の父、母がつくるご飯にあこがれて、週に 4回夜ご飯をつくっています。志摩中学に来て、自分で弁当をつくった時は、完成した弁当へのうれしさに興ふんがとまりませんでした。まず、何をつくるかを決めて、食材の何を買うのかメモをして、当日に実せんすることが自分にとって、どんなに大事ということがわかりました。計画をいくら立てても、実せんしないと意味がないから、この大事さもわかりました。このように、弁当の日には、日ごろの母の大変さが分かるいいきかいだなーと思いました。これからも、家で週4回夜ご飯をつくるのをひき続きがんばります。そして命のとうとさについてもっと知りたいと思いました。

INFORMATION
幸せで恵まれている、命を頂いて、料理をし、弁当をつくり、母の大変さを知った自分
坂本 篤郎(糸島市立志摩中学校1年)
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