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-よみもの-

2021年度 特別賞

ぼくのお弁当エピソード

 お母さんといっしょにお弁当を作りました。作ったあい手は、高校生のお兄ちゃんです。お兄ちゃんは、夏休みに入ってから、アルバイトを始めました。
 いつもつかれて帰って来るので、ぼくも何か役にたてないかなと思い、お弁当を作ることにしました。作ったお弁当は、スタミナしょうが焼き弁当です。
 お肉は、人を元気にすると思うので、スタミナしょうが焼き弁当にしました。
 ぼくの係は、お肉を焼いたり、野菜を切ったりする係でした。
 むずかしかったのは、しょうがをすっている時に、自分の指もすりそうになったり、たこさんウィンナーの切り方をしっぱいしてしまったりしたこともあったけど、お母さんに手伝ってもらいながら、お弁当をつくりました。
 作っていてわかったことは、お母さんがすごいことです。お母さんはむだのない動きで、てぎわよく調理したり、お弁当のいろどりも気にしたり、気づいたら洗い物がしてあったりしてすごいなと、思いました。
 お弁当ができてもすぐにお弁当のふたをしめない、ということもはじめてしりました。お弁当ができてお兄ちゃんが帰ってくるまでドキドキしてまっていました。
 お兄ちゃんが帰ってきて、お弁当を自分が作ったと伝えたら、はじめはおどろいていたけど、食べてみての感想は、「ひやめし最高!」といっていました。
 もう少しまともな感想がほしかったけど、お兄ちゃんなりのほめ言葉だと思うので良しとしました。
 作ってみての感想は、おもったよりも大変で、むずかしかったけど、じょうずにできてうれしかったです。包丁の使い方や火の通し方がもっとじょうずになりたいです。

INFORMATION

2021年度 特別賞
ぼくのお弁当エピソード
渡邉 禮弐(安曇野市立穂高南小学校5年)

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