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-よみもの-
2023年度 特別賞
夏休み お弁当屋さんはじめました
パパは、ふだん仕事場の近くでパンを二つ買ってお昼に食べているそうです。それを聞いて、私は体によくないし、もったいないと思ったので、この夏お弁当屋さんを始めることにしました。
最初は、前日のおかずをつめたり、ママとたまごやきを作って、二百円ではん売しました。次の日は、家で育てた豆苗をツナと和えたり、冷ぞう庫にある食材を工夫しながら入れました。パパが大好きなお肉も必ず入れるようにしました。3 回目からは、お弁当のためにお肉をやいたので三百円に値上げしました。ついでに私と妹のお弁当も作りました。作るうちに、大きいおかずから入れるとつめやすく、赤・黄・緑の色があるときれいに見えることに気づきました。ママと二人で作っていたたまごやきも途中から一人で作れるようになり「手際がよくなったね」とママにほめられました。パパも作っているところを見ていてくれました。
今日で夏休みが終わります。夏休みげん定で始めたお弁当屋さん、パパは「終わるのがさみしい」と言ってくれました。そして「すごくおいしかったよ」とよろこんでくれました。最初は、おかずのつめ方むずかしくて何度もやり直しながら作ったけど、パパや妹のよろこぶ顔を見てだんだん作ることが楽しくなりました。そして、私には目標があります。それは売ったお金でパパに新しいわっぱのお弁当箱を買うことです。なので、休みの日にまたお弁当を作りたいです。お弁当っていいな…と心から思いました。

INFORMATION
2023年度 特別賞
夏休み お弁当屋さんはじめました
大矢 珠乃(京都市立梅小路小学校4年)
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大矢 珠乃(京都市立梅小路小学校4年)
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