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かるた

2026年07月27日

こんにちは。「おいしい記憶」事務局の きこ です。

これまでの「かるた便り」では、『おいしい記憶かるた』に込めた想いや、かるたそのものの魅力、45枚の札に広がる「おいしい記憶」についてお伝えしてきました。

今回は、少し目線を変えて、絵札の魅力についてお話ししたいと思います。

『おいしい記憶かるた』の絵札を手がけてくださったのは、イラストレーターの小山友子さんです。

小山さんの絵には、食べもののおいしそうな表情はもちろん、そのまわりにいる人たちの気持ちまで、ふわっと伝わってくるようなあたたかさがあります。

食卓を囲む人の表情。
料理を待つわくわくした気持ち。
湯気の向こうにある、あたたかな空気。
季節の気配。
思わず聞こえてきそうな声。

読み札の言葉だけでは伝えきれない物語を、絵の中にぎゅっと詰めて描いていただきました。

『おいしい記憶かるた』には、家族の時間もあれば、ひとりの時間もあります。
思わず笑ってしまうような場面も、少し胸があたたかくなるような場面もあります。

その一つひとつを、やさしく、楽しく、どこか懐かしい空気で描いてくださったこと。
それが、このかるた全体のあたたかさにつながっているように思います。

45枚の絵札を並べてみると、色も表情も本当ににぎやかです。
どの札にも、それぞれの「おいしい記憶」がありながら、並べたときにはひとつの世界になる。
眺めているだけで楽しくなるのも、小山さんの絵ならではの魅力です。

かるたは、読み札を聞いて、絵札を取る遊びです。
けれど『おいしい記憶かるた』は、札を取る前にも、取ったあとにも、楽しみがあります。

この札の登場人物はどんな人なのかな。
どんな味だったのかな。
おいしそうだなぁ。
このあと、どんな会話があったのかな。

そんなふうに想像しながら絵札をながめていると、知らない誰かの「おいしい記憶」が、自分にも少し身近なものに感じられてきます。

読むだけではなく、見ることでも楽しめる。
遊ぶだけではなく、ながめることでも味わえる。

完成した絵札を見たとき、事務局一同、あたたかな気持ちになったことを今でもよく覚えています。
「おいしい記憶」の世界を表現するのに、小山さんの絵はなんてぴったりなのだろうと。

ぜひ「おいしい記憶かるた」全札ギャラリーで、45枚の絵札をゆっくりながめ、ぜひお気に入りの絵札に出会ってください。(きこ)

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