南アメリカの気風とヨーロッパ伝統食との融合
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チリ共和国[Republic
of Chile]
■主要言語:スペイン語
世界でも珍しい細長い国土のために、多様な風景や気候、動植物が見られます。2,000以上の火山があり、そのうち約50が活火山で、地震国でもあります。
この国では、ヨーロッパ文化の伝統と南アフリカの気風があいまった豊かな文化的伝統が受け継がれています。 |
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エンパナーダは、ヨーロッパの伝統を受け継いだ料理です。
この料理は、タマネギやトウガラシなどを使った、肉や魚貝、野菜などのパイ料理です。
一方、魚料理では鮭がよく用いられています。
アルコール飲料としては自国のワインがよく飲まれています。 |
※写真メニュー:エンパナーダ(右手前)
カルディジョ・デ・サルモン(中央)フラン・デ・ココ(奥) |
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チリ共和国大使館
エリアナ・アルバレスさん
チリの自慢料理と言えば、何といってもエンパナーダで私の国のおふくろの味といったところ。独立記念日にはワインとともに必ずいただきます。中身の味つけにしょうゆを加えるとコクがでますね。
(1996年6月14日) |
★レシピ★
--エンパナダス--
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●材料(20個分)
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[生地]
・薄力粉 1Kg
・生クリーム 80cc
・白ワイン 80cc
・全卵 1個
・卵黄 1個
・熱湯 11/2カップ
・ラード 1カップ
・塩 大さじ1 |
[たね]
・油 大さじ2
・たまねぎ 4個
・パプリカ 小さじ1
・チリパウダー
小さじ1/2
・クミンパウダー
小さじ1/2
・オレガノ(ホール)
小さじ1/2
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・牛ひき肉 1kg
・しょうゆ 60cc
・小麦粉 大さじ2
・固ゆで卵 3個
・干しぶどう 150g
・オリーブ(種なし)
20個
・卵白 少々
(ツヤ出し用)
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●作り方 |
(1) |
ボウルに薄力粉1Kgを入れ、白ワイン・生クリーム各80cc、全卵1個、卵黄1個(残った卵白は後でツヤ出しとして使用)を加えてよく混ぜる。
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(2) |
熱湯11/2でラード1カップ、塩大さじ1を溶かし、粗熱がとれるまで混ぜる。
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(3) |
(2)を(1)に少し加え、手粉をふってこねる。これをくり返し、固くなったら15分ねかせ、20等分して薄い円形にのばす。 |
(4) |
フライパンに油大さじ2を熱し、たまねぎ4個のみじん切り、パプリカ小さじ1を入れ、しんなりするまで炒める。チリパウダー・クミンパウダー・オレガノ(ホール)各小さじ1/2を加え、牛ひき肉1kgを少しずつ入れて弱火で炒め、しょうゆ60ccで調味し
(水気があれば小麦粉大さじ2を加える)冷ます。 |
(5) |
固ゆで卵3個は1cm角にし、干しぶどう150gは水でもどしておく。 |
(6) |
打ち粉をして(3)をおき、下半分に(4)大さじ1~2、(5)適量、オリーブ(種なし)1個の順にのせる。縁を水でぬらし、上半分をかぶせてくっつけ、卵白少々をぬる。残りも同様に。 |
(7) |
紙をしいた天板に(6)を並べ、200度オーブンで焦げ目がつくまで焼く。 |
※中につめる具は、前日に作っておくと、味がしみこんでいっそうおいしい。
※生地の薄力粉1Kgのうち、1カップは別にしておき、こねる段階で調節するとよい。 |
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