世界の食卓をめぐる
ニュージーランド
イギリス食文化の影響

■主要言語:英語
ニュージーランド自身のなかにひとつの世界があるといわれるように、南太平洋や日本、イギリスやスイス、北欧などといった地域に似た多彩な自然景観を持っています。この国に暮らす人びとのあたたかさは国民性ともいわれ、穏やかな街の姿にも現れています。

ニュージーランド産ムール貝のガーリック詰め(写真前左)
牛ヒレ肉のにんにく・わさびソース添え(前右)
アフガン(ニュージーランド風クッキー)(後右)
キーウィ・チーズ・野菜のサラダ(後左)
ニュージーランドの家庭料理にはイギリスの影響が見られます。
たとえば朝食はオートミールかコーンフレークに始まり、卵とベーコンにトーストが出され、紅茶で終わります。
この国では牧畜が盛んなので、野菜をそえたラムなどの肉類もよく食べられます。
また、近年ではアジアの食材も使われています。

ブリジット・チックさん
この料理(ムール貝のガーリック詰め)は、私の国の代表料理。近ごろニュージーランドではアジアの食材をよく使います。しょうゆは味に深みが出て、まろやかになるので欠かせませんね。
(1995年3月14日)

●材料(48個分)
・ニュージーランド産ムール貝
(ゆでて冷凍されたもの)・48個
・白ワイン・・・・・・・・2/3カップ
・無塩バター・・・・・・・1カップ
・しょうゆ・・・・・・・・大さじ1
・ガーリックペースト・・・大さじ3と1/3
・パセリ(みじん切り)・・大さじ3
・生パン粉
(サンドイッチ用パンで作る)・2カップ
・レモン(飾り用)・・・・適量
・パセリ(飾り用)・・・・適量
※ニュージーランド産ムール貝はパーナ貝として売られています。
※1カップは約240cc。
●作り方
(1)冷凍のムール貝は、室温で1時間置き、もどす。
(2)白ワイン、溶かした無塩バター、しょうゆ、ガーリックペースト、パセリのみじん切り、パン粉をよく混ぜる。
(3)天板に(1)を並べて(2)を小さじ1ずつのせ、キツネ色になるまでグリルする。
(4)皿に盛り、くし型に切ったレモン・パセリを添えてレモンを絞っていただく。