アンデス地方のクリオーヤ料理
|
|
エクアドル共和国[Republic
of Ecuador]
■主要言語:スペイン語
地理的に見ると小さな国ですが、変化に富んだ地形や多様な気候帯を持ち、珍しい動植物も少なくありません。ガラパゴス諸島やアンデス山脈、アマゾン川流域といった特徴的な自然でエクアドルは構成され、国はその保全に取り組んでいます。
|
|
エクアドルでは、ペルーやコロンビアのように、クリオーヤ料理の基本的な特徴を見ることができます。クリオーヤ料理とは、スペインやアフリカなどの料理の影響を受けながら、南米諸国独自の料理として発展したものです。牛や豚、鶏の肉が用いられ、これに新大陸原産の作物が加わります。
スープはさまざまな食材を煮込んでいくのが一般的です。
また、この国は海産物などの豊かな自然食材に恵まれ、揚げ物料理がよく作られます。 |
※写真メニュー:
バナナのフリッター、エクアドル風(中央手前)
クロッティさんのサラダ(中央奥)セビッチェ(左上) |
|
エクアドル共和国大使館
ソニア・ヌーニェスさん
エクアドルはまったく違う4つの地方からなる、豊かな自然と食材に恵まれた国です。 この料理(セビッチェ)は南米全体で親しまれていますが、フレッシュジュ-スをたっぷり使って調理するのがエクアドル風。祖母も母もよく使っていたしょうゆを、私もごく自然に取り入れています。
(1998年9月8日) |
★レシピ★ セビッチェ CEVICHE
●材料(4人分) |
・エビ(皮と背わたを除いたもの)---- 約600g
・レッドオニオン--------約225g、薄切り(スライサーで輪切りの薄切りにした後、4等分する)
・長ネギ--------------約113g(みじん切り)
・トマト生ジュース-----1/4カップ(完熟トマトをミキサーにかけそのまま使用)
・デルモンテ・トマトケチャップ--1カップ
・レモン生ジュース------------約156cc
・オレンジ生ジュース----------1個分
・オリーブオイル--------------1/4カップ
・キッコーマン特選丸大豆しょうゆ---大さじ1と1/2
・マスタード(瓶詰め)-------小さじ1/2
・白コショウ--------------小さじ1/4
・黒コショウ--------------小さじ1/4
・クミンパウダー-----------小さじ1/4
・生ニンニクまたはガーリックパウダー・・・小さじ1
(オリーブ油と一緒にミキサーにかけ、クリーム状にする。)
・塩(ビルカバンバソルト)2:塩1割合・・・小さじ3/4
・イタリアンパセリ(生)・コリアンダー・・・大さじ2(細かく切ったもの)
・薬味水・・・1/2カップ
(ニンニク小さじ1、黒コショウ、クミンパウダー、各ひとつまみ、塩小さじ1/2を加えた水)
・ポップコーン(つけ合わせ)
・トスタド(干しトウウモロコシを揚げたもの、つけ合わせ)
・チフレ(グリン・プランティン・バナナをスライスして揚げたもの、つけ合わせ)
(バナナは皮をむき、斜め薄切り、少し色づく程度にカリッと揚げる。) |
(1) |
ガラスのボウルにタマネギとレモンジュースを入れマリネ液を作る。冷蔵庫で冷やしておく。
|
(2) |
鍋に薬味水を入れて沸騰させる。エビを一時に4オンス(約115g)入れて、再度沸騰したらすぐに湯から取り出す。これを繰り返してエビを全部ゆでる。エビはゆですぎると縮んでかたくなるので、気をつける。ゆで汁は取りおく。
|
(3) |
エビがさめたらマリネ液につける。よくかき混ぜて、マリネ液をエビにまんべんなく絡ませる。 |
(4) |
長ネギ、トマトジュース、トマトケチャップ、オレンジジュース、オリーブオイル、しょうゆ、マスタード、白コショウ、黒コショウ、クミンパウダー、ニンニク、塩を全部マリネに加えて混ぜ合わせる。
|
(5) |
取りおいたエビのゆで汁1/4カップを加え、よくかき混ぜる。 |
|
(6) |
イタリアンパセリとコリアンダーを加えよく混ぜ合わせる。 |
(7) |
冷蔵庫で十分冷やすといっそうおいしい。 |
(8) |
ポップコーン、トスタド、チフレを少なくともどれか1種類を添えて供する。 |
|
※ビールに最適。アペタイザーとして、軽食としてどんな場合にも合う。
また、パーティの翌日など、2日酔いにも効く。
エビの代わりにチキン、マッシュルーム、パームハーツ、アサリなどを使ってもよい。 |
|