食事は楽しい社交の場
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エジプト・アラブ共和国[Arab
Republic of Egypt]
■主要言語:アラビア語
ピラミッドやツタンカーメンの財宝で有名な古代エジプト文明の時代から5,000年の歴史を刻んでいます。国土の97%を砂漠地帯が占めますが、ナイル川流域は肥沃で緑豊かな農業国の風景がひろがっています。エジプトの自然は厳しく美しいといわれます。
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この国の料理はたっぷりと時間をかけて調理され、たんねんに盛りつけられます。メインは肉料理が多く、サフランで色づけされたライスなどに盛りつけたり、パンをそえたりします。
また、野菜を使った料理が多いほか、魚料理はこんがりと焼いたナイルの川魚が知られています。このほか果物や乳製品などが食卓を飾ります。
そしてこの国の食事は楽しい社交の場となります。 |
※写真メニュー:
ビーフシチュー(手前右)モロヘイヤスープ(中央奥)
エジプトライス(奥左)ムサカ(手前左) |
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エジプト・アラブ共和国大使館
オムネヤ・アフィーイさん
エジプトの料理はモロヘイヤやオクラをはじめとした野菜をたっぷりと使います。このビーフシチューも、ふだんはトマトソースと野菜を加えてご飯にかけて食べています。今回はシンプルに牛肉だけを煮込み、しょうゆの風味豊かに仕上げました。
(1998年5月20日) |
エジプトの家庭ではほとんどまな板を使わないそうで、アフィーイさんは手の中で器用に玉ねぎをスライス。見事な包丁さばきで、薄い半円のような形に切っていきます。こうすると切り口が大きくなり、玉ねぎの汁がたくさん表面に出て、味も香りもさらに引き立ちます。トマトソースを加えたり、野菜を加えたりして、さまざまなバリエーションもお楽しみいただける、エジプト風ビーフシチュー。今夜のおかずに、ぜひどうぞ! |
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★レシピ★
ビーフシチュー
●材料(4人分) |
・牛肉・・・・・・・・・・500g(脂肪分の少ないもの)
・タマネギ・・・・・・・・大2個
・ニンニク・・・・・・・・大さじ2(みじん切り)
・コーンオイル・・・・・・大さじ9~10
・水・・・・・・・・・・・4カップ(弱)適宜
・キッコーマン特選丸大豆しょうゆ 大さじ2
・塩・・・・・・・・・・・少々
・コショウ・・・・・・・・少々 |
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●作り方 |
(1) |
牛肉は5cm角に切り、大さじ5のコーンオイルで薄く焦げ色がつくまで焼く。 |
(2) |
ニンニクを加えて蓋をし、弱火で10分蒸し煮し、水1カップを加える。 |
(3) |
15分ごとに1カップ位の水をヒタヒタになるように加え、時々かき混ぜながら1時間煮る。汁気はあまり残さない。
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(4) |
タマネギは輪切りにして、さらに2~4等分にする。大さじ4~5のコーンオイルで茶色の焦げ色がつくまで炒め、ビーフシチューに加える。
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(5) |
しょうゆ、塩、コショウを加え、さらに10分かき混ぜながら煮る。 |
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