1人ではなく、「みんな」と商品を送り出す

新商品の発売、従来品のリニューアルの際、それらをどうつくり、供給し、販売するかをディレクションするのがプロダクト・マネジャー室の役割です。私はその中で、スーパーなどで販売される家庭用しょうゆを担当。生産管理部門や物流部門、営業部門など多くの部署と連携し、原材料の調達から消費者の方々の手に商品が届くまで、つまりは商品の「生涯」をコーディネートしています。部分ではなく全社視点で物事を俯瞰して見るというスキルが求められ、責任の重い業務といえます。ですが、良い仕事ができた時には全社が良い方向へと進んでいることを実感し、大きなよろこびが得られます。
現在は、しょうゆ一つとっても多くのアイテムが発売されています。そんな多様化した市場で、成功を求めていくのはとても難しいことです。それでも、メーカーのエゴにならずお客さまのお役に立てる商品を提供していくため、生活価値観の変化などにまで広くアンテナを張って、情報を得ていくことを大切にしながら日々の活動を行っています。

変えていきたい「当たり前」、変えたくない「当たり前」

私の業務に欠かせないのは、やはりお客さまの視点です。お客さまの動向を定点的に観察、どんなことを考えて商品を選んでいるか仮説を立てる癖をつけ、その仮説は必ず調査を行い、検証しています。そこからお客さま自身も気付いていない課題を見つけ、それを解決できる商品やサービスを開発していくことを目指しています。ご好評いただいている「いつでも新鮮シリーズ」のように、「鮮度」という新しい概念を根付かせるなどして、少しずつしょうゆの「当たり前」を変えていく、それが私の挑戦だと思います。
ただその一方で、変えたくない「当たり前」もあります。それは、日本人にとってしょうゆは「当たり前」の調味料であるということ。この「当たり前」を、海外にも広めていくきっかけを与えられるような業務に、今後は関わっていきたいです。そして海外であってもキッチンに「当たり前」にしょうゆがある、そんな風景を実現させていきたいです。その際には、私がこれまで培ってきたスキル、経験がきっと役立つものと期待しています。

 


入社動機

商品という目に見える商品を扱うメーカーだからこそ、ダイレクトにやりがいにつながるのではないかと考えました。加えて、キッコーマンは、調味料に限らず加工食品や飲料など多数のアイテムも展開しており、いろいろな方向からお客さまのお役に立てます。その点が魅力でした。
また、「強みのある会社は広がりも出せる」という父の助言から、しょうゆという圧倒的な強みを持つキッコーマンに秘めた可能性を感じたことも決め手の一つです。当時、自分なりに企業としての総合力の高さを感じ取ったことを覚えています。

一日の過ごし方

朝はたくさん届いているメールを確認し、行うべき業務の整理から始めます。頭が冴えている午前中は、中長期的なプロジェクトについて考えを深める時間に当てています。
昼食は、担当商品の新メニューなどの試食をして済ますことも少なくありません。その後、数件のグループや関係部門との打ち合わせに参加し、担当する複数のプロジェクトをそれぞれ進行させながら、細かな課題の解決や次回打ち合わせでの課題などを確認していきます。帰宅時に、キッコーマンの商品や他社商品を観察するためスーパーに立ち寄ることもよくあります。

この仕事に向く人とは?

しなやかで、したたかな人でしょうか。私の仕事は複数の関係部署を巻き込みつつ、プロジェクトを進めていきます。そのため、誰かの知恵を借りながら物事を進めていける柔軟性、加えて、任せるべきことは人に任せられる思い切りも大切といえます。その一方で、決断力も求められます。周囲の意見を聞きながらも、最後には自分で芯を持って決め切り、実行に移すことが大事です。そういった意味では、ほど良い頑固さもあって良いでしょう。これらはいずれもプロジェクトを円滑に進めるための大きな力となるはずです。

メッセージ

「安定」「無難」を軸として就職活動をしてしまうと、どこの会社に入っても必ず何かしらのギャップを感じるように思います。むしろ「こういうことがしたい」「こんな風に会社と関わっていきたい」などの具体的なイメージを持つことでギャップも少なく、楽しく働けると思います。
キッコーマンは伝統的な会社で、いろいろな基盤も整っています。ですから、強い意志がある方に対しては、何でもチャレンジさせてくれる素地があることを伝えたいです。反対に今現在、自分にとって「これ」というものを見つけられずにいる方も、一つくらいは「好き」や「興味」はあると思います。それを軸にして就職活動に臨んでみてください。その結果、キッコーマンを選んでいただけたらとてもうれしいです。商品には当社の思いがこもっています。ぜひ実際に当社商品を手に取って、キッコーマンを感じていただければと思います。