販売プロモーション企画 青木

販売プロモーション企画
生活者・流通・営業・商品開発が
みんな笑顔になれる提案を
青木 健太郎
プロダクト・マネジャー室
販促企画グループ
2008年入社
商学部卒

四方良しの施策で、売場拡大の機会をつくる

生活者や流通の特性を踏まえて各商品のプロモーション施策を立案し、推進するのが私の仕事です。イメージとしては、例えば、販売を強化しようとする当社商品がキャベツのメニューを想定したもので、かつ、お客さまである流通企業でもキャベツ拡販が歓迎される環境であれば、キャベツ売り場を盛り上げる施策を準備します。具体的には、売り場を賑やかす当社商品の提案ポップや特製什器を制作する、景品キャンペーンを実施するといった内容です。
この提案を実際にお客さまである流通各社に持ち込むのは営業の方々ですので、施策の内容が決まれば、説明会を開いて営業部門に意図を伝えます。営業活動をバックアップするツールや企画書も用意します。
この仕事の難しさは、プロモーションに関わる生活者、流通、営業、商品開発すべての視点をとらえなければ、一気通貫のプロモーションのストーリーを組み立てられないという点です。この四者の目的がずれてしまうことも少なくありませんが、そこに横ぐしを刺して、四方良しの機会をつくっていく必要があります。

充実したサポート体制のもとで全力を出す

やりがいを感じるのは、自分の考えたプロモーション施策を営業の方が商談し、新たな売り場獲得に繋げてくれた時です。例えば、多くのスーパーでは「中華フェア」と銘打って中華料理に関連する商品を拡販する機会があります。キッコーマン&デルモンテにとって中華は苦手分野でしたが、調査してみると中華料理に最も多く用いられる調味料はしょうゆという結果が出たため、私は「中華フェア」をプロモーションのターゲットに設定しました。メニューを開発するグループと連携し、著名料理家に、当社しょうゆを使った中華メニューを監修していただき、リーフレットやポップで紹介しました。その結果、全国各地の中華フェアでしょうゆを並べることができ、流通の中華フェア自体の売上伸長にもつながりました。生活者、流通、営業、商品開発それぞれに新たな視点を与える四方良しの提案になったのではないかと思います。
日々の仕事で、会社の制度に支えられると感じることはよくあります。働き方が大きく変わる中で、在宅勤務、フレックスタイム制、シェアオフィスなどがいち早く導入され、働きやすい環境が整えられています。また、男性の育休取得が奨励され、私も取得しました。家庭と仕事の両立を図ることができます。この恵まれた環境の中で、しっかり成果を出していきたいと思います。

Questions

入社動機

業界シェア1位の商品をもつ企業を中心に就職活動をしていました。その中でしょうゆや和風料理の素(うちのごはん)でシェア1位であり、みりん・たれ・トマト加工品など業界2位の商材も多いキッコーマンは伸び代も十分あると考え、挑戦のしがいを感じました。別業界の一社とどちらにするか迷っていたのですが、最終的には内定者懇談会の雰囲気で決めました。集まった同期内定者や人事の方の雰囲気が圧倒的に良く、入社を決意したことを覚えています。

一日の過ごし方

決まった一日の流れはありませんが、関係部署などとの調整が多くの時間を占めます。例えば、午前中は販促物の制作をお願いしている広告代理店、午後は商品開発メンバーとのミーティングという感じです。その後に、企画書作成や施策進捗管理、予算管理などを行います。もし途中で営業部門からの問い合わせが入ると、優先して対応します。現場の営業の方やお客さまが困っている場合が多いので、そこはすぐに解決しなければいけません。

この仕事に向く人とは?

マーケティングというと、データ分析や論理的な思考力が第一だと思われがちですが、私はコミュニケーション力や人脈づくりが何よりも大切だと感じます。社内外の関係者と信頼関係を築かない限り、どんな施策もうまく進まないからです。特に営業部門の方との関係性は重要です。「あいつが考えた施策だから、お得意先に提案してみよう」と思ってもらえるようなコミュニケーションを心掛けています。

メッセージ

苦楽をともにした学生時代の友人は一生の宝物です。周りの友人との学生生活を最後の一滴までしぼりとって楽しんでください。私は学生時代テニスに打ち込んでいましたが、入賞をかけた最後のダブルスの試合を就職活動の面接のために棄権しました。ペアを組んでいた友人や応援してくれていた仲間の思いを考えると、今でも後悔しています。就職活動は大切ですが、後からやり直しもできます。残り少ない学生生活を全力で楽しんでください。