加工用営業 畠中
新しい商品をつくるよろこび
2016年入社
生活科学部卒
謙虚な姿勢と誠意ある対応で、信頼を獲得する
私は営業として水産加工食品、冷凍食品、パンなどのメーカー様を担当しています。他部署の営業と異なるのは、販売する商品が加工され、お客さまの商品に生まれ変わるところです。スーパーなどで目にする食品の味や食感を、私たちの商品が支えているということはよくあります。私は日々の取引を管理するとともに、ひとつでも多くの当社商品を活用していただけるようお客さまに商品を提案しています。
その分野のプロであるお客さまに有効な提案をするのはハードルの高い任務です。お会いする機会を増やすため、新商品の発売などがあれば、すぐに紹介していますが、一方的に提案するだけでは、そこから先には進みません。情報を収集し、お客さまの課題に合わせた提案をしていく必要があります。しかし、お客さまにとって商品情報は機密情報であるため、担当商品や困りごとを簡単に教えていただけるものではありません。
まずは信頼を獲得し、情報をいただける関係を築くことが第一関門です。私は勉強させていただくという謙虚な姿勢と相談や要望への迅速な対応を大切にし、お客さまに「いつも一生懸命に対応してくれるこの人になら、時間をとってもいいかな」と思っていただけるよう取り組んでいます。
未知の領域を開拓する達成感
達成感を感じるのは商品を採用していただいた瞬間です。ここ数年では、お客さまのパン生地に発酵うま味調味液を採用していただけたことが大きな励みになりました。当社として実績のない分野のため苦労しましたが、社内の専門部署の協力によって発酵うま味調味液がパンの風味にどう影響するかを検証できたこと、そして、あるお客さまが検証結果に興味をもってくださったことが突破口になりました。そのお客さまに教えていただき、発酵うま味調味液が比較対象となる他社商品に対してどのような優位性をもつのかなど、提案の切り口を固めることができました。
私たちの仕事は、商品を売るというよりも、お客さまと一緒に商品をつくる感覚に近いものです。良い商品をつくることができれば、お客さまと達成感を共有できます。また、自分の動き方次第でさまざまな分野に進出することができます。
これからも当社がまだ踏み込めていない分野に挑戦していきたいと思います。
Questions
入社動機
学生時代、管理栄養士の養成課程で病院実習に行きました。そこで印象的だったのは、食事指導を受けている患者さんの姿でした。健康であるからこそ食事を楽しめる。そのありがたさを改めて実感しました。
健康を保つためには食事の内容に気を付けなければいけませんが、食生活の楽しみを我慢しなければいけないのは残念なことです。その点、減塩など幅広いソリューションを提供できる調味料メーカーであれば、健康維持と楽しい食生活の両立に貢献できると思いました。
一日の過ごし方
午前中は得意先に直行し、お客さまの商品開発部や購買部など複数の方と商談して商品の提案などを行います。時にはサンプルの試食をしていただき、その場で感想をうかがうこともあります。サンプルは送ることもできますが、それではお試しの機会を逃してしまうおそれがあるので、やはり面会してその場で話を聞くことがとても大切になります。午後は会社に戻り、次の提案に向けた関係部署との調整、資料作成、見積もり作成などを進めます。
この仕事に向く人とは？
まずは食に興味関心がある人だと思います。私自身も飲食店でおいしい料理に出合った時、どんな材料・調味料が使われているのかが気になって調べることがよくあります。興味関心がある方であれば、きっと加工用営業を楽しむことができると思います。
また、人と関わることが好きであることも重要です。お客さまや社内の関係部署など、さまざまな方とのやりとりを楽しめることが大切だと思います。
メッセージ
就職活動は自分のやりたいことをじっくりと考え、さまざまな企業にふれられる良い機会だと思います。私自身は食品業界にしぼって訪問していましたが、今振り返ると、別の業界も含めてもっと幅広く回っても良かったかもしれません。
就職活動で行動して得られた経験は、たくさん動いた分だけ将来必ず役立つと思います。幅広い情報を吸収する中で、ご自身のやりたいことを考えてみてください。